JA横浜営農情報_2025年12月
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カキの着果状況(来年伸びる新梢に着果)表1 : 主な果樹の結果習性結果母枝型(来年伸びる枝に着果)カンキツ・カキ・クリ・ブドウ・キウイフルーツ結果枝型(今年の枝に着果)ウメ・スモモ・モモ・ビワ・ブルーベリー図1 : 結果枝型の着果イメージ 寒さが本格的になってきました。多くの果樹は収穫期を終え、剪定など来年を見据えた管理を行う時期を迎えています。今回は、剪定のヒントにもつながる果樹の結果習性についてご説明します。 花芽(果実)が枝のどの位置にできるか、どのような成り方をするか、これらの特性をまとめて「結果習性」と呼びます。主な果樹の結果習性は表1のとおりです。 果樹は「結果枝型(図1)」と「結果母枝型(図2)」の2種類に分類できます。 結果枝型は今年の枝に花芽(花や枝が現れる)と葉芽(枝葉のみが現れる)がつき、来年、今年の枝に直接、実がなります(図1)。このグループは冬の剪定の時期に花芽と葉芽が見分けられる場合も多いので、確認しながら切ることで、花芽を残すことができます。多くの場合、花芽はよりふっくらとした見た目をしているので、じっくり見比べてみてください。 結果母枝型は今年の枝から出た新梢(来年の枝)に実がなるグループです(図2)。剪定時には、結果枝型よりも、残す枝の本数を少なくする必要があり、さっぱりとした印象になります。新梢の伸びを考慮して今年の枝(母枝)を残す必要があります。 良い剪定のためには、各果樹、品種の結果習性を知り、整理すべき枝を見極めることが必要です。来年の生育イメージを掴むには、今年の枝の成長や実のつき方を観察するのが近道です。結果枝・結果母枝の配置を意識した剪定で安定生産を目指していきましょう。(担当 松原)神奈川県農業技術センター横浜川崎地区事務所TEL. 045-934-2376図2 : 結果母枝型の着果イメージ8果樹の結果習性~特性に応じた剪定で来年の結実を良好に!~

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