主な野菜の発芽適温と生育適温トマトナスピーマンキュウリカボチャニガウリスイートコーン 30~35℃エダマメモロヘイヤブロッコリー 25℃前後キャベツハクサイダイコンニンジンホウレンソウ 15~20℃コマツナシュンギク 2025年も前年と同様に春先から気温が高く、6月の中旬から真夏の暑さとなりました。また、6~8月は記 録的な少雨となりました。2 02 3年以降、初夏から秋期にかけて異常な高温が続くようになりました。 これまで以上に、野菜の栽培には品目に適した気温を考慮した作付け計画が必要になってきました。これから来年に向けた種子や苗の注文が始まりますが、時期を逸しないように計画を立てましょう。 7月以降の高温により、果菜類の品質低下が目立つようになりました。トンネル被覆を行い、定植時期を早めるなどして、収穫機関を前進化することで総収量を確保することもご検討ください。(担当 田村)引用・参考文献 : 新 野菜つくりの実際(農山漁村文化協会), 家庭菜園レベルアップ教室(農山漁村文化協会), 一般社団法人熊本県野菜振興協会Webサイト(https://k-engei.net/yasai/)発 芽 適 温17~20℃15~20℃(5℃以下、25℃以上で遅延) 花蕾の生育適温は15~18℃15~20℃15~20℃15~20℃15~30℃15~20℃ (27~28℃を超えると生育が阻害される)品 目25~30℃25~35℃30~33℃28~30℃25~30℃30℃25~30℃30~40℃15~30℃ (35℃以上で発芽率急激に下がる、40℃で不発芽)18~22℃(範囲広い)15~30℃(4~35℃なら発芽する)15~25℃ (35℃で不発芽)15~35℃15~20℃昼温25~30℃、 夜温10~20℃、 地温は22℃前後22~30℃昼温25~30℃、 夜温15~20℃昼温25℃、 夜温15℃、 平均気温が25℃を超えると生育が阻害される。20~30℃、 35℃を超えると花粉の稔性が下がり奇形果が増える。22~30℃、 35℃で高温障害成長、開花には25℃前後、 昼夜の温度格差が大切平均気温25~30℃を確保する。 気温が15℃前後になると生育が緩慢になる。生育初期は24℃前後で生育早まる。 平均気温10~15℃で作りやすい初期は20~25℃、 中、後期は16~21℃10神奈川県農業技術センター横浜川崎地区事務所TEL. 045-934-2376生 育 適 温発芽適温・生育適温にあった野菜づくりを計画しましょう
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