○ 主な作型○ 主な莢の形状・色別品種例角莢・緑トンネル・露地栽培ずーっとみどり・ピークファイブ(サカタ)、キャスバル・ブルースカイ(みかど)、アーリーファイブ・グリーンソード(タキイ)、スーパー翠星オクラ(中原)、グリーンジュエリー(トキタ)丸 莢ヘルシエ・エメラルド(タキイ)、みどり丸ノ助(サカタ)、島の唄(フタバ)大 型・長莢:大奥(ナント)、ロングスター(中原)、ビックスティック(サカタ)・太莢:ジャンボオクラ(トーホク)赤色*茹でると緑色・丸莢:島の恋(フタバ)・多角:ベニー(タキイ)、べにいろオクラ(中原)白 色・丸莢:トーホク白1号(トーホク)、ホワイト丸莢オクラ(中原)・5角:楊貴妃(各社)、ほしひめ(山陽)*大半の品種は、注文になります。肥料・ 資材施用量(製品量)窒素燐酸加里石灰成 分 量合 計2.12.1エコレット808 (8-10-8)1.11.31.113 ㎏ーどかいスーパー21ー0.8ー10 ㎏(2.3)(2.3)ー0.30.71.8苦土○ 露地栽培施肥(県基準:2.01-2.45-2.01)例( 単位 ㎏/a )省力的施肥合 計2.12.6苦土石灰(タイニー)ーーー10 ㎏3.4牛ふん堆肥0.21.51.5100 ㎏2.15.51.50.72.62.8三代目野菜名人(9-11-6)0.91.10.610 ㎏ーー追肥:NKマグ(16-0-12-クド7)1.0ー0.73 ㎏×2ー0.4追肥:NKマグ(16-0-12-クド7)1.0ー0.73 ㎏×2ー0.4慣行施肥8月9月10月2月3月4月5月7月6月トンネル被覆トンネル被覆定植収 穫播種・育苗播種・育苗< トンネル早期栽培 >播種収 穫< トンネル直播栽培 >定植収 穫< 露地移植栽培 >播種収 穫< 露地直播栽培 >中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 2.作付前後及び作付の地理的距離 3.センチュウ対策 5.栽培概要 4.作付時期オクラの栽培 今月の【野菜】営農技術顧問山田 良雄1 風が薫り、若葉が萌える時期になりました。 気温の変化が大きく、栽培管理のご苦労が多いと思います。 今回は、夏ばて軽減と食欲増進効果が期待できる「ネバネバ」食材のオクラについてです。 センチュウ被害を受けやすいので、草勢維持の参考にしてください。① 作付の相性を考慮する。② 作付け前土壌中の有機物を分解させ、農薬と組み 合わせてセンチュウ密度を減らす。③ 生理障害が出ないよう草勢維持・栽培管理に努める。・ オクラとの相性が良くない作物は、作付の前後及び地理的接近栽培は避ける。・ 同じアオイ科の作物:モロヘイヤ・ センチュウの被害を受けやすい作物:ダイコン・ ニンジン・ ゴボウ・サツマイモ・キュウリ等ウリ科野菜の作付前後は控える。 トマト・ ナス等ナス科野菜はなるべく避ける。・ オクラとの相性の良い作物は、作付の前後及び地理的接近栽培は問題ない。・ マメ科作物:インゲン・ サヤエンドウ・ エダマメ・ ラッカセイ。・ ユリ科(ヒガンバナ科)作物:タマネギ・ ネギ・ ニンニク等。・ 前作を選ぶ:センチュウの被害を受けやすい代表的な野菜、ニンジンやゴボウ等センチュウを増殖させやすい作物の後作は避ける。・ 予防・薬剤による防除:センチュウの住処となっている前作の根等の残渣を、「石灰窒素」や「酵素でくさ~る」等分解促進資材により、分解させた後に薬剤処理をすると、農薬の効果が高まる。 *苗立枯れ症状の原因となる病原菌軽減効果も期待できる。 下記の主な殺虫剤を参考に、作付直前薬剤による防除が望ましい。 作付3週間程度前、石灰窒素による簡易土壌消毒は有効。 薬剤防除と組み合わせると効果が増強される。・ 高温性発芽:発芽までの期間は、気温(正確には地温)の影響を強く受ける。 直播き栽培の場合、天気予報に留意し、早めのマルチ展張により地温上昇に努める。・ 発芽までの目安:15℃で20日間・ 発芽率は60%程度と極低い。 20℃で、10日間。 25℃以上で3~5日間。・ マルチ栽培:95又は130㎝マルチ・2条・条間30~45㎝・株間24~40㎝・ 通路80~100㎝(平均畦幅80~90㎝)。 1a当り400~450株。・ 露地栽培:畦幅110~120・2条×株間30~40㎝。 1a当り450~500株。 ①移植栽培・ 播 種:3寸(9㎝)ポット・ 深さ1㎝程度に4~5粒播種。 覆土後シッカリ鎮圧する。 1.栽培のポイント2
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