JA横浜の概況Part1主な業務の内容Part2経営資料編(単体ディスクロージャー)Part3経営資料編(連結ディスクロージャー)Part4Part1 JA横浜の概況ごあいさつJA Yokohama 2025 disclosure 1令和7年7月日頃より当JAの活動に温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。令和6年度は、日銀の低金利政策が終焉を迎え、当JAを取り巻く環境が大きく変化するなか、共有ビジョン「みんながHAPPY!やるJAん横浜!」の下、第7次総合3ヵ年計画の最終年度として、横浜農業の振興と地域社会への貢献に取り組みました。私たちは、「人と人」「人と自然」をつなぐJAとして、横浜の皆様の暮らしを豊かにすることを理念に掲げ、地域に根差した事業を進めています。その一環として、支店を中心に「農業まつり」や「グラウンドゴルフ大会」など、さまざまなイベントを開催し、こうした地域間の交流を通じて、横浜農業の魅力を実感していただけたことを大変うれしく思っています。地域の皆様に横浜農業をより身近に感じていただけるよう、「ハマッ子」直売所での各種イベントや、横浜市庁舎・日産スタジアムなどでの出張・移動販売を行い、安全・安心な横浜産農畜産物をお届けしました。また、横浜産農産物の魅力発信に向け、収穫体験ポータルサイト「やるじゃん横浜収穫体験パーク」を構築し、大人から子どもまで収穫体験を通じて農業と直接ふれあう機会を広げています。SDGs達成に向けては、農福連携やフードロス削減、循環型社会の実現など、さまざまな分野で取り組みを進めました。農家の労働力支援と障がい者の社会参画を目的とした農福連携では、障がい者が自ら運営に携わる新たな直売所「ベジポケット」を開店しました。また、規格外の果実を使用した当JAオリジナル商品「浜なしサイダー」「横浜メロンサイダー」などを通じてフードロス削減にも注力しました。さらに、循環型社会の実現と持続可能な農業を目指し、横浜市・JA全農かながわと連携し、下水汚泥から回収した再生リンを使用した再生リン肥料「みんなのこえ」の試験施肥を実施し、環境保全にも積極的に取り組みました。経営管理面では、デジタル技術や生成AIの活用など、新しい時代に対応した取り組みを加速し、首都圏JAとして初となる経済産業省が定める「DX認定」を取得しています。今後も、サービスの質を高め、地域の皆様が安心してご利用いただけるJAを目指します。これからも「食」と「農」の力で、笑顔と安心が広がる地域づくりと、活力ある社会・未来に続く緑豊かな環境の保全に努めるとともに、経営の健全性とリスク管理体制の強化にも注力し、組合員・利用者皆様の信頼に応えられるよう役職員一同力を合わせて取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。共有ビジョン「共有ビジョン」は、総合3ヵ年計画を遂行するための心構えや姿勢として、組合員・地域・役職員の「みんながHAPPYになれるJAを本気で作りたい!」という共通した思いを表現し掲げるものです。当JAは、第8次総合3ヵ年計画において、経営課題(農業・組織・経営など)の解決に向け取り組むことを新たに決意いたします。第8次総合3ヵ年計画は、次の10年、20年先を見据えたその礎と捉え、「変革に挑戦し成長する」という強い志をもって、本計画に着実に取り組みます。第8次総合3ヵ年計画(令和7年度~令和9年度)JA横浜の決意代表理事組 合 長 柳下 健一
元のページ ../index.html#3