JA横浜の概況Part1主な業務の内容Part2経営資料編(単体ディスクロージャー)Part3経営資料編(連結ディスクロージャー)Part4皆様へのメッセージJA Yokohama 2025 disclosure安心JAバンク会員の経営健全性確保破綻未然防止システム・JA等の経営状況のモニタリング・JA等に対する経営改善指導・JAバンク支援基金等による資本注入などのサポート等便利金融サービスの提供の充実協力・連携破綻時の支援一体的事業推進・実質的に一つの金融機関として機能するような運営システムの確立・共同運営システムの利用・全国どこでも統一された良質で高度な金融サービスの提供破綻未然防止の支援不良債権の管理・回収農林中金への指導権限の付与など 再編強化法 農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律破綻未然防止システム破綻未然防止のためのJAバンク独自の制度連携JA中央会貯金保険制度貯金者等保護のための公的な制度行 政貯金保険機構JAバンク支援協会系統債権管理回収機構 9内部統制システム基本方針JAバンクシステム※令和6年3月末における残高は1,651億円となっています。 組合員・利用者の皆さまに安心して組合をご利用いただくために、全国農業協同組合中央会がJAグループの経営管理の指針として定める「会員の行動規範」を遵守し、経営戦略の策定および見直し・実践に向け、法令遵守等コンプライアンス態勢・内部管理態勢・持続可能な経営基盤を構築・確立します。そのための内部統制システムに関する基本方針を以下のとおり策定し、組合の適切な内部統制の構築・運用に努めます。₁.理事および職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制①組合の基本理念および「コンプライアンス運営規程」等を定め、役職員は職務上のあらゆる場面において法令・規則、契約、定款等を遵守する。JAバンク基本方針JAJAバンク・セーフティーネット組合員・利用者信連(JAバンク県本部)農林中金(JAバンク中央本部)当組合の貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティーネットで守られています。▪「JAバンクシステム」の仕組み組合員・利用者から一層信頼され利用される信用事業を確立するために、「再編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)」に則り、JAバンク会員(JA・信連・農林中金)総意のもと「JAバンク基本方針」に基づき、JA・信連・農林中金が一体的に取り組む仕組みを「JAバンクシステム」といいます。「JAバンクシステム」は、JAバンクの信頼性を確保する「破綻未然防止システム」と、スケールメリットときめ細かい顧客接点を生かした金融サービスの提供の充実・強化を目指す「一体的事業運営」の2つの柱で成り立っています。▪「破綻未然防止システム」の機能「破綻未然防止システム」は、JAバンクの健全性を確保し、JA等の経営破綻を未然に防止するためのJAバンク独自の制度です。具体的には、(1)個々のJA等の経営状況についてチェック(モニタリング)を行い、問題点を早期に発見、(2)経営破綻に至らないよう、早め早めに経営改善等を実施、(3)全国のJAバンクが拠出した「JAバンク支援基金※」等を活用し、個々のJAの経営健全性維持のために必要な資本注入などの支援を行います。当組合では、法令遵守の徹底や、より健全性の高い経営を確保し、組合員・利用者の皆さまに安心して組合をご利用いただくために、内部統制システム基本方針を策定し、組合の適切な内部統制の構築・運用に努めています。今年度の運用状況の概要は、各項目下段に、「運用状況について」と記載のあるとおりです。▪「一体的な事業推進」の実施良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組みをしています。貯金保険制度貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。なお、この制度を運営する貯金保険機構(農水産業協同組合貯金保険機構)の責任準備金残高は、令和6年3月末現在で4,785億円となっています。系統セーフティーネット(貯金者保護の取り組み)業務の適正を確保するための体制1112
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