JA横浜_AgriぷらすVOL.41
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はつらつ准組合員准組合員旭区さちが丘 新堀 孝道さんJA正組合員だった父からのつながりで、准組合員としてJAを利用している新堀孝道さん。旭区本村町にある「匠の店 新堀美術刀剣」を営み、日本刀などの鑑定・売買をしています。新堀さんはこの道50年以上。「若い頃から刀剣類に高い関心があり、この仕事を始めた。『日本の魂』ともいえる刀の魅力を多くの人に知ってもらいたいけれど、日本ではこうした武具に対する理解が進んでいないのが現状」と話します。店には鎌倉時代に作られた刀や小道具など、歴史的価値の高い品がずらり。「刀剣は、品物に登録証が付いていれば誰でも買えるが、銃と同じようにライセンスが必要だと思っている人が多い。もっと身近なものとして親しんでもらいたい。悪いことに使われるのは困るけどね」とほほ笑みます。農家のように代々続く家に残されている品や、趣味で刀剣をコレクションしていた人の遺品など、鑑定依頼が入ることもしばしば。鑑定後は買い取りをするだけでなく、価値の高い品であれば売らずに後世へ残すよう助言もしています。店で扱う刀剣類は、鑑賞用としての需要がほとんど。最近では、外国人のコレクターも増えてきました。「外国の方は本当によく勉強している。『一度買ったものは絶対に手放さない』というほど、品物に対する思い入れも強い」と感心します。新堀さんは国内外問わず、日本の伝統技術の素晴らしさを発信し続けています。8さまざまな分野で活躍する准組合員を紹介します!

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