10野菜の品種を選ぶときのポイントは、①その土地の気候や栽培時期に合っているか②病気や害虫に強く、作りやすいか③利用・調理に適しているか、などを見極めることです。 種苗会社のカタログや絵袋には大切な情報がコンパクトに記載されています(図1)。図1 絵袋の表記(例)作りやすさ、耐病性、耐寒性などの特徴 アブラナ科野菜では名前に「CR」が付いていれば根こぶ病に強い品種、「YR」は萎黄(いおう)病に強い品です。耐病性のある品種を選び、少ない農薬で作りましょう。また、冬の野菜では耐寒性、夏の野菜では耐暑性があれば安心です。発芽・生育適温など 発芽や生育に関する温度や発芽までの日数などが記されています。種まき時期の目安にしましょう。生育の短い品種を「早生(わせ)」、長い品種を「晩生(おくて)」、これらの中間を「中生(なかて)」と呼びます。タマネギの早晩性と貯蔵性には深い関わりがあり、早生品種は貯蔵性が低く、晩生品種は貯蔵性に優れています(図2)。ハクサイやスイートコーンでは早晩性が80日や90日などの生育日数で示されることもあります。絵袋を確認品種の選び方 野菜作りの第一歩品種の選び方 野菜作りの第一歩家 菜 庭 園チャレンジ! 家庭菜園でおいしく、安全な野菜を作り、いろいろな野菜で食卓を豊かにしましょう。
元のページ ../index.html#10