JA横浜 Agriぷらす
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しげ ひで4私がアドバイスします!悪くなることに加え、株全体の寿命も短くなってしまいます。花がら摘みのポイントは、しおれた花の花茎から取り除くことです。花びらだけを取り除いても、種や実がつく子房や胚珠(はいしゅ)が残ってしまうため養分を使い続けます。必ず、がく(花の下のふくらんだ部分)や花茎も取り除くようにしましょう。 「花壇や鉢に花苗を植えたけれど、どうすれば長持ちするの?」という方のために、花農家から管理のコツを聞きました。当たり前のようにやっていたことが、実は花を枯らす原因になっていることも。花を育てるプロのアドバイスを参考に、横浜産の高品質な花で「心の栄養」を補給しましょう。 私の園の直売に来るお客さんから、「大切に育てていたのに、花が枯れてしまった」と相談を受けることがあります。普段の手入れの仕方を聞くと、「毎日水をあげている」と答える方がほとんど。花を枯らす原因で最も多いのは“水のやりすぎ”です。 花壇や鉢の土の表面が乾いてきたから…と、すぐに水をあげていませんか? 土の中には、まだまだ水分が残っています。水やりは、花や葉が少ししおれてきた時で十分です。このタイミングでたっぷりと水を与えれば、みるみるうちにシャキッとしてきます。花には、ある程度のストレスを与えた方が丈夫に育ちます。 手入れの中で、もう一つ大切なのが花がら摘みです。咲き終えた花をそのままにしておくと、これから咲く花に十分な栄養が行き渡らず、花つきが水のやりすぎはNG!花茎の付け根部分から取り除く泉区上飯田町フラワー持田園持田 薫秀さん 私にとって、花は娘のような存在です。皆さんのお宅に嫁いでからも元気に育つよう、丈夫な苗を目指して管理を徹底しています。ここでのアドバイスや注意点を確認し、きれいな花を長く楽しんでくださいね。  花苗を長持ちさせるコツ\農家が教える/

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