3生産者の一人、港南区芹が谷の松田義雄さんは品種ごとの特徴を見極めて肥培管理を徹底。色の濃淡を出すために、配合を変えて発色を調整しています。昨年は行き届いた管理が評価され、植物の生育や管理状況を審査する神奈川県立毛品評会パンジー・ビオラの部で県知事賞に輝きました。消費者のニーズを把握するため、園芸店の担当者と小まめに情報を交換。需要に合った品種を選定し、低価格帯のポピュラーな品種から高価格帯のものまで取りそろえることでファンの期待に応えています。平成30年から旭区上白根町で開かれている「里山ガーデンフェスタ」。春と秋に無料で一般公開されています。会場の大花壇は市内最大級。同部は植わる9割の花苗を出荷しています。9月17日から1カ月にわたり開かれた秋の同フェスタには、部員17人が花苗5万3664ポット、25品目、70品種を納めました。花壇のテーマは「情熱の丘」。赤色を主体とした草花で、立体的にデザインされました。JA花卉部では昨年、市内産花きをPRするためにオリジナルの出荷用ダンボール箱を作成しました。見栄えの良い白地に横浜港を連想させる青色の船を描き、横浜らしい情景をデザインしています。2年前に部員が生産するシクラメンが「ふるさと納税」の返礼品に指定されたことがきっかけ。部で統一デザインの箱を作ることで全国の人に横浜の花を知ってもらいたいという思いが込められています。品種の特徴を最大限発揮新出荷箱で全国にPR里山ガーデンに花苗5万ポット
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