Agri横浜8月号 vol.197
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付けたのがトウモロコシだった。現在、同品目を出荷するのは加藤さんを含めて3人だけ。競争率が低く、自分の品を手に取ってもらいやすいことが決め手となった。品種は「ゴールドラッシュ」で、毎朝5時に畑へ向かい、一度に約200本を収穫。他の野菜は、妻が収穫をサポートしている。9時頃には直売所の棚に品を並べるが、売り方にも細かなこだわりが。「消費者の好みは、収穫したままの姿が良いという人と、自宅で処理しやすい方が良いという人に分かれる」。トウモロコシは皮つきのままと、一部の皮を取り除き実が見える状態で袋詰めしたものを用意する。陳列の際は、人の目に付きやすい位置に袋入りのものを並べるなど、客の購買意欲をかき立てるよう工夫する。「中里店に並ぶ荷を見ると、どれもきれい。自分も、それに近付けるようにしている」と加藤さん。どんなに味の良い野菜でも、荷姿が悪ければ、売れ行きは落ちてしまうという。「全ての品を完璧な荷姿にするのは難しいが、自分の品を手に取ってもらうチャンスを広げていく」。売れ行きが良くない時は、他の生産者の品が良く売れたのか、客足が伸びなかったのかなど、直売所での情報収集も怠らない。農家仲間から刺激を受けながら、これに追いつけ追い越せと、成長を続けていく。他の出荷者に刺激受けるトウモロコシの出来を見極め収穫 Farmer Photo

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