ため、キャベツとほぼ同じように施します。定植の2週間後と、生育が小さい場合は1カ月後の2回行います。追肥の位置は、畝の際から畝間で、軽く土と混和してください。方㍍当たり3〜4株)とします。植え付け時期が遅くなる場合は生育が小さくなるため、畝幅・株間は狭くします。 花蕾が固く締まり、大きさが直径10〜15㌢程度でドーム型に盛り上がったころが収穫の適期です。 収穫は、頂花蕾の下に葉を3〜4枚つけた状態(茎の長さは10〜15㌢程度)で、表面の粒が均一で、固く締まっているときが収穫適期包丁やハサミを使って切り取ります。 また、最初の頂花蕾を切り取ると、側花蕾(わき枝の花蕾)が生長を始め、概ね2月末ごろまで収穫できます。収穫の目安は花蕾の直径が2・5〜3㌢になったころ。花蕾の3〜5㌢程度下から切り取って収穫します。 緑黄色野菜に分類されるブロッコリーは、栄養価にとても優れています。主な栄養素は、βカロテンなどのビタミン類、ミネラル類、食物繊維などがあります。これに加え、他の野菜に比べてタンパク質が多いことから、「最強の野菜」として注目されています。 ブロッコリーに含まれるビタミン類は、葉酸などのビタミンB群やビタミンCをはじめとする「水溶性ビタミン」と、βカロテン、ビタミンE、ビタミンKなどの「脂溶性ビタミン」の両方が含まれています。 βカロテン、ビタミンC、Eは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つ「抗酸化ビタミン」として知られ、がんの予防やアンチエイジング効果が期待できます。また、抗酸化成分として近年注目されるスルフォラファンも豊富に含まれています。 ブロッコリーのタンパク質アミノ酸スコア(タンパク質の量と必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを表す指標)は80と植物性タンパク質としては高く、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。肉などの取することで、さらにスコアが高くなります。 このような特徴から、豊富く・効率よる食べ方をます。動物性タンパク質と一緒に摂な栄養素を無駄なく摂取すご紹介し栽培の基礎知識を学ぼう 」」「JA横浜クッキングサロンハマッ子講師、はまキッチン(*)副代表で管理栄養士資格を持つ。「料理とこころの健康」をテーマに、簡単・ヘルシー・おいしいレシピを提案。料理をすることの楽しさを伝えるベジフルセラピーなども開いている。*はまキッチンとは、野菜ソムリエの資格を持つ横浜市認定のンシェルジュのメンバーで構成する食のエキスパートグループ。横浜の食と文化を横浜の野菜を通して紹介する「地産地消はまふぅどコのナビゲーターです。◇栽培の概要◇①元肥…初期生育を良くする②追肥…花蕾が出始めるまで、③植え付けの間隔…畝幅60〜◇収穫の目安◇頂花蕾↓*頂花蕾の切り取り濃い緑色包丁、ナイフなどで切り取る①花蕾が固く締まっている 花蕾個々の花芽が小さくてそろいが良く、すき間がなく、閉じているもの。②花蕾の色が鮮やかな緑色 花蕾の色が鮮やかな緑色、または若干紫色を帯びているもの。*紫色は一般的に低温により生じるもので、ゆでると鮮やかな緑色になる。③切り口がみずみずしい 茎に空洞がなく、みずみずしいもの。密集していて固く➡締まっている、蕾が開いていない講師紹介木村 滋子先生70㌢×株間40〜45㌢(1平食のプロに聞く! ブロッコリーの魅力おいしいブロッコリーを見分ける3つのポイント施肥基準例(単位:kg/a)
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