JA横浜_Agri横浜Vol.260
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高中低土や緑とふれあう暮らし緑の情報箱*年内の霜 よけ程度技術顧問 森 東海雄とみお寒さに強い? 弱い?野菜の栽培では、気温が10℃以下になると防寒対策が必要になってきます。特に霜が降りる11月下旬以降の種まきは、ビニールトンネルによる栽培が必要です。防寒対策としては、被覆資材で外気を遮断する方法の他、よしずや笹による霜よけがあります。防寒の度合いや野菜との相性でさまざまな組み合わせが可能です。防寒のために資材を有効に使うには、野菜の耐寒性を知らなくてはなりません。耐寒性の強弱に合わせた適切な防寒対策を心掛けましょう。〇野菜の耐寒性耐寒性特に強いエンドウ、ソラマメ、ホウレンソウ、ネギ、ラッキョウ、ニラ、タマネギなど強いダイコン・ニンジン(根元への土寄せ)、タカナなどの漬け菜類、ハクサイ、カブ、キャベツ、小松菜、ブロッコリーなどやや弱いレタス、セロリ、シュンギク、フダンソウ、テーブルビート(ビーツ)など〇資材の組み合わせによる防寒度防寒度フィルムマルチ+べたがけ+ビニールトンネル(穴なし)フィルムマルチ+ビニールトンネル(穴なし)ビニールトンネル(穴なし)フィルムマルチ+べたがけ+ビニールトンネル(穴あき)フィルムマルチ+ビニールトンネル(穴あき)ビニールトンネル(穴あき)べたがけ不織布・寒冷紗フィルムマルチ+不織布・寒冷紗風よけ、敷きわらなどの簡単な防寒で十分。収穫期の防寒対策が必要。ビニールトンネルなどによる保温が必要。レタス、セロリダイコン(春どり)、ニンジン、レタス小カブシュンギク、小カブタマネギ、イチゴホウレンソウリーフレタスカリフラワーナバナ、ダイコン(冬どり)1.防寒対策のいろいろ野菜名資材の組み合わせ防寒対策適した野菜名野菜の防寒対策

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