Agri横浜 vol.212
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 休憩で立ち寄った「ハマッ子」直売所みなみ店では、戸塚区の小野ファームが生産する「横濱アイス工房シャーベット」で暑さしのぎ。浜なし本来の甘みとシャーベットの爽やかさを感じ、涼むことができました。 相鉄いずみ野線・弥生台駅から徒歩4分の「珈琲園」で昼食。同店は横浜市の「よこはま地産地消サポート店」に登録されています。この日はワンプレートにガパオライスやオムレツなど4品が乗ったランチを堪能。デザートにチーズケーキや、ゆずジュースも楽しめて満足でした。浜なし暑さを吹き飛ばす絶品シャーベット地場野菜たっぷりランチ顔と同じくらいの梨がもげたよ次に向かった小間果樹園では、「浜なし」のシーズン終盤を迎えていたこともあり、この日のために「あきづき」を残し、もてなしてくれました。参加者は初めて見る梨園に感動。子どもたちは「実がここにある」「こんなに大玉なの」と、目を輝かせていました。大人はY字型の2本主枝で仕立てられた樹々が、まるで定規で引いたかのように一列に並んでいる園に、驚いていました。まず小間さんから、「浜なし」が「かながわブランド」に登録されていることや、完熟で収穫するため流通が少なく、〝幻の梨〟とも呼ばれていることなどを学びました。今回、「浜なし」の名前を初めて聞いた人も。「浜なし」という品種があるのではなく、JAの果樹部ナシ班が作る梨の総称であることも学びました。「あきづき」の特徴や良い実の見分け方を聞き、お待ちかねの収穫体験へ。「どれにしようかな〜」と、なかなか選びきれない子の姿も。園内を回り厳選した梨を一家族4個ずつもぎ、収穫の感触をかみしめました。収穫体験後は試食タイム。暑い日差しの中で作業していたこともあり、もぎたての梨を食べる手が止まらず、口いっぱいに梨を頬張っていました。小間さんは「横浜でも、他の産地に負けないおいしい果実が作られていることを知ってもらえたので、良い機会になった」と話します。 柳下組合長と共に大玉の梨を発見!梨の味が濃くてとてもおいしかった小間盛夫さん(左)の初耳づくしの説明に参加者はくぎ付け「来年は直売でも買ってみたいね」と話す参加者戸塚区小雀町小間果樹園 小間盛夫さん「浜なし」「浜ぶどう」を主力に、イチゴなどを1.2ヘクタールの園で栽培。梨は「幸水」「豊水」など8品種を手掛け、平成30年度神奈川県果樹立毛共進会で1位(農林水産大臣賞)に輝くなど、管理も行き届いています。こんなに大きな梨があるの?完熟の甘さに感動

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