JA横浜 vol.235
10/12

【写真6】かいよう病 果実病害虫の種類を見極めて適切な対処をしながら、おいしい果実の収穫を目指しましょう。【写真5】カミキリムシの幼虫【写真7】かいよう病 葉・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和4年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎畜  産……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………川西隆智〈防除対策〉・夏枝が発生する6月下旬〜7月上旬に殺虫剤で防除〇「エクシレルSE」5000倍、「アクタラ顆粒水溶剤」〈防除対策〉・成虫が飛来する6月上旬〜8月上旬に、株元から主幹部に「モスピラン顆粒水溶剤」400倍を散布します。また、産卵防止ネットを株元に施設する方法もあります。ん。また、食害された部分から「かいよう病」が感染しますので、レモンやオレンジでは特に注意が必要です。します。防除薬剤は次の通りです。3000倍など〈虫の形態〉・6月から8月にかけて成虫が飛来し、幹や枝に産卵します。・発生は1年に1回ですが、産み付けられた卵から成虫になって脱出するまでは2年かかる場合もあります。・幹の根元に近い部分を食害されると、ミカンは急速に枯れる場合があります。致命的な被害を受けるので、飛来する時期には成虫を捕殺したり、予防のための薬剤散布が重要です。〈病気の形態〉・近年、レモンやオレンジ、湘南ゴールドなどを植える方が多くなり、発生が目立ってきました。温州ミカンには比較的発生しない病気です。・葉や果実に斑点状の病斑ができ、ひどい場合は落葉します。また、果実の外観を著しく悪くするので、商品価値はなくなります。〈防除対策〉・発芽前の3月中下旬や生育期間中に主に銅殺菌剤で防除します。〇3月中下旬(発芽前) 「コサイド3000」1000倍(「クレフノン」200倍加用)〇生育期 「コサイド3000」2000倍(「クレフノン」200倍加用) 「カスミンボルドー」1000倍(「クレフノン」200倍加用)・かいよう病は風当たりの強い園で発生しやすいので、植え付け時には注意してください。 横浜でも、気候の温暖化によりさまざまなかんきつが栽培できるようになってきました。しかし、決して適地ではなく、冬の寒さに耐えられずに枯死する場合も多く見受けられます。特に苗木・幼木は12月から2月ごろまで寒さ除けが必要です。また、果実が低温障害を受ける年もあります。このようなことを考慮しながら、かんきつを導入しましょう。3.ゴマダラカミキリ4.かいよう病

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る