Agri横浜 vol.211
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 外食事業者が牧場と連携生パスタの端材を飼料に戸塚区 東和フードサービス㈱戸塚カミサリー外食チェーン店を展開する東和フードサービス㈱は、戸塚区上倉田町の牧場「小野ファーム」と連携し、食品リサイクルに取り組んでいます。同社のセントラルキッチン「戸塚カミサリー」(戸塚区上矢部町)では、デュラムセモリナ小麦を100%使用した生パスタを製造し、直営店舗に供給します。製造過程で、長さや太さが規格から外れる端材が月間平均で約1・5㌧発生し、これまでは年間180万円のコストをかけ産業廃棄物 として処分していました。この端材を牧場が無償で引き取り、飼料として利用することになりました。牧場 では週2回、1回当たり130〜150㌕の端材を少量に分けて牛に与えます。乳牛にはそのままの状態で与えますが、肉牛の場合は手作業で5㌢ほどにちぎり、おからやビールかすと混合して飼槽に入れます。また、同社では直営店舗の「イタリアンダイニングDoNA」で、この飼料を食べる乳牛から搾った生乳を原料とするミルクジェラートを提供しています。牧場直営の「横濱アイス*4:「廃棄物の発生を大幅に減少」というカテゴリー工房」が自家生乳を使っ たジェラート等の製造販売をしていることで、両者の間を資源が循環するサイクルが出来上がりました。同社ではこの食品リサイクルにより、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のゴール12「つくる責任、つかう責任」で掲げられているターゲット5(*4)横浜市からのお知らせ食べ物の「もったいない」を「ありがとう」へ*年末年始・土日祝除く◎横浜市ホームページより抜粋。 上記以外でも実施していますので、詳細は同ホームページ でご確認ください。神奈川区鶴見区鶴見区役所1階夜間窓口側入口常設箱資源循環局鶴見事務所開庁日9時~16時開庁日*8時45分~17時神奈川区役所本館5階505窓口(地域振興課)資源循環局神奈川事務所開庁日*9時~16時開館日神大寺地区センター(1階)神奈川地区センター(1階)神之木地区センター(3階)菅田地区センター(2階)白幡地区センター(1階)磯子区役所6階61窓口(地域振興課)金沢区役所6階地域振興課窓口泉区役所本館3階310窓口(地域振興課)資源循環局泉事務所磯子区開庁日*8時45分~17時開庁日*8時45分~17時開庁日*8時45分~17時開庁日*9時~16時金沢区泉区実施区戸塚区  実施日時令和2年10月第2土曜日11時~16時開庁日8時45分~17時     実施場所戸塚モディ1階ウイークリースイーツ横、催事場(横浜市が主体のもの) 横浜市の家庭から出される燃やすゴミの中には食品ロスが約9万4千トンあり、市民1人当たりにすると年間約25キロ(おにぎり約250個分)に相当します。これをお金に換算すると、1年間で1人当たり19,000円を捨てていることになります! つまり5人家族なら95,000円!! 逆に考えると食品ロスをなくせば、1年間で1人19,000円得します! 食品ロスを減らすための方法は、ホームページをご覧ください。「横浜市 食品ロス削除」で検索食べ残し(おなかが一杯で食べられずに残されたものなど)手つかず食品(何も手がつけられずに捨てられている食品)過剰除去(野菜の皮を厚くむき過ぎたものなど) …これら全て食品ロス!食品ロスを減らすために今からできること ▶必要なものを必要な分だけ買おう! ▶食材を無駄なく使い切ろう! ▶料理は全部食べ切ろう!横浜市資源循環局3R推進課ヨコハマ3R夢!(スリム)マスコット イーオ生パスタの端材を飼料として利用する牧場の達成を目指します。フードドライブ実施情報誰でもできるフードドライブフードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動をいいます。フードドライブは誰でもできますので、賞味期限を確認の上、取り組んでみてください。横浜市ではキックオフイベントとして、7月に市役所(新市庁舎)でフードドライブを行い、集まった食品(写真)をひとり親世帯へ提供しました。 食品ロスをなくせば1年間で1人19,000円得する!?

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