Agri横浜 vol.211
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○  O 冬K越サしイズ× 小さい× 大きすぎる 胚2月3月4月  牛ふん堆肥  エダマメ配合  (6-11-12) 追肥:NK化成 (17-0-17)     合  計全量元肥:CDUタマゴ(15-15-15)5月6月下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中チッソ成分量2.2~4.4g1~2㎏100g3.4g20g11.6~13.8g65g9.8gリン酸成分量カリ成分量 8.7~17.4g14.5~29.0g6g11g12g0g3.4g19.7~28.4g29.9~44.4g9.8g9.8g技術顧問山田 良雄(1㎡当たり施用量)育苗する40~45㎝5~10㎝60~80㎝播種定植防虫ネット芯止畑準備本葉5枚追肥葉切たい ひ収穫ソラマメ種子の断面図種皮胚乳本葉おはぐろ幼根定植(移植)〇定植(移植)時期:11月上中旬。平均気温12℃程度のころ。 初霜(12月10日ごろ)が降りる前までには植え付ける。〇植え付け畝:畝幅60㎝・畝の高さ5~10㎝、通路60~80㎝。株間40~45㎝。向けてまく土や緑とふれあう暮らし施肥施用量例  肥料製品名施用量   (成分量)播種低温には強い作物で、生育適温は15~20℃です。ある程度以上に生育してからは、寒さの被害を受けます。温暖化傾向の昨今ですが、極端な早まき・早植えは避肥料豆類の中では、肥料を多く必要とします。初期生育の確保と、栽培期間も長いため、エダマメとほぼ同量の肥料とします。冬越しの大きさから、播種・定植時期を逆算すると、次のころが基準になります。・播種10月15日ごろ➡定植11月10日ごろ➡12月下旬・本葉5枚程度ソラマメの栽培暦10月11月12月1月上中土作りとリン酸の補給を兼ねて、牛ふん堆肥を施用します。エダマメ配合肥料はリン酸が多く、有機物を含んでいます。マルチ栽培などで追肥の施用が難しい場合、ゆっくりと長く肥効が続く緩効性肥料の「CDUタマゴ」を使うと良いです。1㎡当たりの施肥量の目安は次の表を参考にしてください。寒さの厳しい冬に耐え、うららかな春の食卓を彩る「ソラマメ」の作り方を紹介します。比較的簡単ですが、連作できない、アブラムシの被害を受けやすい、枝が混んで風が吹くと倒れてしまうなど、一度作って懲りた方もいると思います。今回は、連作障害以外の問題点の対処法を中心に紹介しますので、今一度チャレンジしてみてください。冬越しの大きさソラマメが低温に最も強い生育ステージは、本葉5枚程度のころです。12月下旬ごろの生育目安です。大きすぎた場合、茎葉を切ることにより、ある程度低温の害を軽減できます。1月中旬~4月中旬ごろまでビニールや不織布で被覆することにより、4月下旬ごろから早く収穫する方法もありますが、12月中の被覆は寒さの害を受けやすいため、避けた方が良いです。(注)苦土石灰(顆粒タイニー)1㎡当たり60~100g施用。けてください。発芽の安定と初期生育を確保するため、畑への直まきを避け、育苗ハウスやトンネルでの育苗が安全です。〇育苗鉢:直径5.5~9㎝ポット。〇育苗専用の培土やプランター用の培養土。培土や培養土の場合、肥料が入っている。〇播種時期:10月中下旬。20℃程度で5~7日で発芽。〇播種方法:1ポット当たり2粒まき。種の「おはぐろ」を斜め下向きに、種の3分の1が地表面から出る程度に浅くまく。おはぐろを下に緑の情報箱ソラマメの作り方

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