JA横浜_Agri Vol.246
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水  9月になると、夏の暑さもやわらぎ、ようやく過ごしやすくなってきたのにも関わらず、体調の変化が気になる方も多いかと思います。今回は、季節の変わり目に体に現れる症状やその原因を、JA神奈川県厚生連の理事長で相模原協同病院の名誉院長でもある高野靖悟先生に聞きました。この機会に、自身の生活スタイルと体のメンテナンスについて考えてみませんか?Q.体調が優れない原因は? 冷房や冷たい物の取りすぎによる自律神経の乱れや、朝晩の寒暖差、台風や長雨、天候の変化による気圧の影響などにより、体がだるい、疲れやすいなどの症状を訴える方が増えています。ひと昔前までは、寒暖差が現在ほど激しくなく、体調不良を訴える人も多くはありませんでした。 また、猛暑による筋肉疲労や、塩分や水分の取り過ぎによるむくみなど、体に現れる症状はさまざまで、夏の過ごし方によって、秋ごろに体調の変化が現れます。過ごしやすい秋なのにQ.注意が必要な症状は?・疲れやすく、疲れがなかなか 取れない・体がだるい・朝、スッキリ起きられない・一日中眠い・仕事や勉強に集中できない・やる気が起こらない・食欲がない・肩こりや頭痛がある・めまい、立ちくらみがある・胃の調子がよくない・胸やけがする・足のむくみ などQ.どのような対策をすれば良い? 体調不良を訴える方の多くは自律神経の乱れとそれによる血の巡りが悪くなっています。それを改善するため、次のような対策をしましょう。1.シャワーだけでなく➡副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスし、体調を整える2.30分程度の散歩など、軽めの運動を毎日続ける➡自律神経の機能が整う3.冷たい物を控えて、温かい物を摂取する➡体を温めると血行が良くなる特にお腹を冷やさないことが大事セレクト(午後)ドックをご紹介します季節の変わり目、ご用心!*あつぎ・さがみはら両施設共通☎046(229)3731受付時間:月〜金曜日8時30分〜(第3土曜日・祝日除く)問合せ先JA健康管理センター予約担当、38℃〜4.バランスの良い食事を1日3食、よくかんで食べる。特にビタミン・ミネラル・タンパク質を意識すること➡豚肉や納豆はビタミンB1が豊富で自律神経を整える。サツマイモやカボチャ、ジャガイモなども免疫力を高める効果があるQ.秋から冬に向けて気を付ける事は? 9月ごろはまだ暑さの残る日があり、汗をかくことも多いです。汗をかくと水分と一緒にナトリウムやカリウムが排出されます。水分と塩分だけを摂取すればよいわけではありません。カリウムを含む食材も上手に料理に取り入れましょう。枝豆はカリウムが豊富で手軽に食べられるのでお勧め。ビールを飲むときにも相性が良いです。 これからの時期、特に気を付けたいのが、血圧の変動。夏は血管が拡張して血圧が低くなっていた方も、秋から冬にかけては寒くなるにつれて血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。夏の間、血圧が安定していると自己判断で血圧の薬を飲まない方がいますが、決して自身で判断せず、必ず医師の診断を受け、服用している薬の総点検をしてください。〝気軽に〟受けられる 時間・費用ともに受診しやすいコースで、一般ドックよりは検査項目も少なく、短時間で気になる箇所を重点的に検査する事ができるのもセレクトドックの特徴です。注:食材摂取の際はアレルギー等、個人差がありますので、注意してください16時、土曜日8時30分〜12時30分【解説】 JA神奈川県厚生連 高野 靖悟 理事長特集特集40℃のやや温かめの湯船につかるご案内開始時間:14時〜所要時間:1〜2時間検査料金:24,200円検査項目:59項目

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