JA横浜_Agri Vol.246
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・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和5年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎・青木隆……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………か こうよ そもうすぐ秋の味覚が楽しめる時期がやってきます。収穫方法や保存方法などを参考に、おいしい果実を堪能してください。エチレンを発生させる資材もありますが、ポリ袋にリンゴと一緒に入れリンゴから発生するエチレンで追熟させるという簡単な方法があります。具体的には、キウイフルーツ10果につき、リンゴ1果を目安にポリ袋に入れて密封します。温度15〜20℃程度で緑系品種は2週間程度で熟します。食べられる目安としては果実を押して少しへこむ程度、耳たぶほどのやわらかさとされています。10月下旬ごろから温州ミカンの「宮川早生」「興津早生」などの早生品種の収穫が始まります。温州ミカンは果実が色づくとともに酸味が抜けていきますので、完全に着色したら収穫します。また、夏ミカンなどは12月までには着色していますが、酸味がまだ強いので年を越えた翌年の1月から4月ごろ、長いものでは7月ごろまで樹上で酸味が抜けるのを待ってから収穫します。収穫に当たっては、果実の扱いは丁寧に行ってください。果実に生傷がつくとカビが生えて果実が腐る原因になりますので、注意が必要です。実際の収穫では、果梗(柄の部分)をハサミで切ります。ハサミの先を果実に当てないように注意し、果梗をカンキツ〇収穫少し長めに切って収穫してから、きれいに整えます。これを2度切りといいますが、果梗を長く残したままにしていると収穫した際に他の果実に傷がつくので注意しましょう。〇果実の貯蔵食べきれない量がある場合は貯蔵します。まず、果実の表面を少し乾燥させる作業をします(専門用語で予措といいます)。新聞紙の上に2〜10日程度置いておきます。これにより、貯蔵中のカビや「す上がり(果実中心部の水分がなくなり、ぱさぱさの状態になること)」などを減らすことができます。それから貯蔵に入りますが、その際の湿度が大切になります。湿度85〜90%が好適といわれています。専門の農家では貯蔵庫などを使ってその湿度に保って貯蔵・出荷しますが、実質的にはポリ袋などに入れて貯蔵します。この場合は冷暗所に置きます。また、ポリ袋内の果実が腐っている場合もあるので、適宜点検して、腐ったものは廃棄してください。そのままにしておくと、袋全体に腐れが広がってしまいます。うまくやれば翌年の2月ごろまでは貯蔵が可能になります。

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