JA横浜 vol.224
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ぎ南本宿小学校1年 八次陽さん奈良小学校4年 吉澤凛さんやつはるざわ りんよし子どもたちの絵はとても素直で混じりっ気がなく、審査している我々の心に直接訴えかけてくる、そんな不思議な力を感じます。描かれた絵画からは、生活の中で感じたことや想像したことなどから、膨らませたイメージが伝わってきました。出合った感動を、自分のイメージを大切にしながら形や色などを工夫して、一生懸命表そうとする姿を想像でき、とてもうれしく思いました。おいもほりがんばったよどんな気持ちでいるのかなJA横浜賞絵 画せてくれます。手前のスイカは大きく堂々と描かれ、皆さんうれしそうにこちらを見て、楽しそうな世界に引き込まれます。よく見ると、スイカの葉が緑色から黄色に変わっていることに気づきます。人間だけでなく、植物、山や空にまで、作者が自然に感じとった生命感が描かれ、とても生き生きとした気持ちになれる作品です。思い出を絵で振り返りました。右手前の自分だけでなく4個のスイカも大きく描きました。全体で7時間、黄色くなってきた葉と花だけで3時間かかりました。市長賞に選ばれ、いつも絵を教えてくれる祖母はとても喜んでいました。作品を見ている私たちも、そこにいるような感覚にさ愛媛県へ3年前に行った時、祖母の友達の広いスイカ畑でのおいもを見つめ、歯を食いしばり、力いっぱい引き抜こうとする意気込みが、重力に逆らう三つ編みから感じられます。収穫したおいもは、作者のがんばった気持ちや、その時の感動がそのまま大きさとなって表れているようです。こすることで表現された顔や体の汚れからも、夢中になって、土にまみれて必死にがんばった様子が素直に表れています。カニの表情や全体の様子から感じ取った、作者のカニに対する疑問を追求する姿勢が感じられる作品です。目に飛び込んでくる迫力が印象的ですが、よく見るとさまざまな描画材が使われ、絵に対する作者の愛情をたっぷりと感じます。細部まで一生懸命描き込むことで、カニの気持ちを感じ取ろう、写し取ろうとする作者の探求心がそのまま表れています。梅林さん講評講評総評講評うめばやしあき と瀬谷小学校3年梅林 煌人さん横浜市長賞スイカ畑のおともだち

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