JA横浜 vol.224
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り びょう・家庭菜園大百科(家の光協会)近年人気の「のらぼう菜」と、いろいろな料理に重宝する「ニンニク」。栽培のポイントを確認して、上手に育てましょう。・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和4年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎畜  産基肥(全量基肥)……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………施用量(kg)肥料名牛ふん堆肥苦土石灰重焼リンCDU55510.0 1.0 0.4 1.2川西隆智5.収穫・貯蔵<種球の購入>種球はウイルスに罹病していない健全なものを種苗店などで購入します。大きい種球は大球生産率が高くなるので、1片重10g前後のものを使用します。理想的な植栽距離は、4条植え・条間30㎝・株間15㎝です。9415穴マルチ(4条穴・条間15〜20㎝・株間15㎝)または、タマネギ用5条穴マルチに4条植えでも栽培可能です。マルチは透明の方が生育良好となりますが、雑草発生地では黒マルチを使用します。なお、ネダニやタネバエ類の発生が心配される圃場では、ダイアジノン粒剤をあらかじめ土壌混和しておくと安心です。【施肥例】(10㎡あたり)11月上旬、草丈が10〜15㎝のとき2芽以上出たものは、分球防止のため1芽に整理します。2.植え付けマルチ穴に種球の発根部を下にして、3〜5㎝の深さに差し込み、マルチ面の高さになるように覆土します。<畝立てとマルチ張り>3.施肥マルチ栽培のため、施肥は全量基肥とします。堆肥、苦土石灰、重焼リンなどとともに緩効性肥料を主体にして、10㎡当たり成分量で窒素(N)200g、リン酸(P)300g、カリ(K)200g程度をベッド全体に施用し、耕うんします。ニンニクは意外と肥料食いのため、やや多めに施肥します。リン酸肥料を増施することで根張りが良好となり、増収効果が期待できます。4.植え付け後の管理<芽かき><病害虫防除>3月以降、病気では「さび病」「べと病」「葉枯病」、害虫ではアブラムシ類が発生するので、アミスター、モスピランなどの混用液を散布します(使用回数2回まで)。さび病などの病気は、周辺にネギ・タマネギ・ニラなどがあると、そこから伝染することが多くなるため周辺作物を含めた防除が必要です。<除苔>4月中下旬になると、品種によっては「とう立ち」してくるので早めに摘み取ります。摘み取った「とう」はニラなどと同様に、炒め物にするとおいしく食べられます。5月下旬ごろ、葉が30〜50%黄化してきたら収穫します。収穫後、根は球の付け根から切除し、1週間ほど天日乾燥します。10〜15球ずつ茎を束ね、風通しの良い軒先などにつるして貯蔵します。乾燥は雨に当てないことが大切です。ビニールハウス内で乾燥させるときれいに仕上がります。参考文献 ・やさい畑 2014秋号(家の光協会)

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