Agri横浜 vol.222
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回収場所に運ばれる農業用産業廃棄物農業用産業廃棄物を適切に処理6次産業化で捨てずに商品化天候不順などが原因で、収穫した一部の梨に果肉が柔らかくなる「みつ症」が出て、販売できないケースがあります。これらをJAが農家から買い取り、企業と連携してオリジナル商品を開発。この1年間で「幻の浜なパウンドケーキ」「幻の浜な し しナボナロングライフ(写真)」「横濱ハーバー幻の浜なし」「横濱折鶴浜なしサイダー」などを数量限定で販売し、消費者に注一環として、農業用産業廃棄物の無料回収をしています。昨年は、申し込んだ473人が、ハウスの骨組みや防風網、マルチなど、合わせて25㍍プール約2つ分の廃棄物を持ち込みました。今年も12月に予定。事前に「営農情報」で詳細をお知らせします。廃棄農薬と農薬空容器等の定期的な回収(有料)にも取り組み、これも同誌で案内。適正な処理の継続が、農環境の保全につながっています。目される商品になりました。処分しては〝もったいない〞人気の果実が、新たな価値を生む取り組みで、今後も継続します。JAは農業支援強化対策の「浜なし」の風味が味わえる人気商品目標1~6…「社会」の分野  目標7~12…「経済」の分野  目標13~15…「環境」の分野  目標16~17…3分野と横断的にかかわる「枠組み」*それぞれの取り組みに、関連が深い主な目標(アイコン)を表示しています。エスディージーズ特集特集 ここ数年、目にするようになった「SDGs」の文字。国連がよりよい未来を創るため、2030年までに達成しようと定めた世界共通の17の目標(図参照)で、世界が直面する問題から「誰一人取り残さない」ことが宣言されています。「私たちの暮らしに関わっているの?」と思うかもしれませんが、普段の行動がSDGsにつながっているケースもあります。特に農業は、「2 飢餓をゼロに」「12 つくる責任 つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」など、数々の目標と関連します。JA横浜は昨年、県下JAで最初の「かながわSDGsパートナー」に登録されました。また、農家の取り組みにも目が離せません。ここではJAが取り組む一例をお伝えします。SDGsへの理解と行動が、持続可能な社会の構築につながります。SDGs=Sustainable  持続可能なDevelopment 開発Goals 目標できることから始めようJA組織の力でSDGs

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