Agri横浜 vol.209
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くはネギの後に、キャベツとブロッコリーを半分ずつ作付け、連作障害を避ける。現在の耕作面積は、所有地のほか、意欲的に農地を借り、4カ所で合計3㌶ほどになる。品種はキャベツが「金系」、ブロッコリーが「グランドーム」、長ネギが「春扇」「夏扇」など。JAの一括販売と「ハマッ子」直売所メルカートつおか店にほぼ全量出荷する。土づくりでは、牛ふん堆た肥ひにチッパーで裁断した竹を入れて撹かん拌する。畑の近隣住民から臭いの苦情は一度もなく、消臭効果が高い。堆肥散布機「マニュアスプレッダー」を使い、会社経営の経験から、今が設備投資をすべき時期と見極め、機械化を進めている。長ネギ専用で播種機1台、土寄せ機2台、根葉切り皮むき機1台を所有し、乗用式のネギ掘り機は発注中だ。就農からわずか3年での規模拡大に、「先輩農家の力添えがあってこそ、ここまでこられた」と力を込める。今年から、次男の修次さんも農作業を手伝うようになった。自身と長男は露地に専念し、次男にはイチゴの施設栽培をやらせようと、育苗用と栽培用のハウスを新設。この秋から植え付けをするが、「もうイチゴができるのを待ってくれているお客さんがいる」と笑う。新川家の新たな挑戦が始まる。将来を見据え設備投資い20㌧を4日程度で作業するという。ネギの収穫に精を出す新川さん(左から)長男の妻・杏菜さん、孫・結依ちゃん、一郎さん、長男・敬一さん、次男・修次さんFamily Photo

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