JA横浜_Agri横浜Vol.256
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※手が黄色くなる度合いには個人差があります果実は甘いものが多く、ダイエット中の人は食べない方が良いと思われるかもしれません。確かに果物は甘さが魅力ですが、高カロリーというものではありません。菓子類のようにカロリーが高い脂質はほとんど含まれていません。果物の大部分は水分であり、ビタミン・ミネラル・食物繊維など体に必要な栄養も含まれています。適量を食べることで上手にダイエットに取り入れることができます。ベータクリプトキサンチンはミカンに多く含まれる色素で、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAの一つです。ミカンを食べたときに手を黄色くする色素でもあります※。ビタミンAは目や皮膚を健康に保つ働きがあり、ベータクリプトキサンチンにも同様の効果があります。最近の研究結果では血中のベータクリプトキサンチンの濃度が高い女性ほど閉経後の骨密度が高いことが分かりました。その他、肝機能保護効果や動脈硬化、糖尿病の予防にも役立つことが分かっています。活力ある1日を送るためにも、朝食に果物を食べましょう。睡眠中に消費された有効成分やブドウ糖を速やかに補給できます。果物に含まれるビタミンは体調を整え、果糖やブドウ糖は体内に吸収されやすく、エネルギー源になります。果物には水分や爽やかな食感を与える有機酸も多いため、朝に食欲が湧かない人でも食べやすく、食欲増進にも役立ちます。時間のない朝に手軽に食べやすいという点も果物の魅力です。スポーツをした後の水分補給は必須。加えて、失われたエネルギーとビタミン、ミネラルも欲しいところです。それらを速やかに一度に補給できるのが果物です。果物が疲労回復促進をサポートします。激しい運動を行うと体内に活性酸素が増えるといわれますが、果物に含まれるビタミンCやE、ポリフェノール類には抗酸化作用があることも分かっています。生の果物はもちろん、果汁100%のジュースを飲むのも良いでしょう。特集特集

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