JA横浜 vol.232
3/12

特集特集共販かながわブランド農産物 横浜キャベツに迫る。76は現在76戸の農家が所属。神奈川区、保土ケ谷区、泉区の農家を中心に構成されています。市場では、みなとみらい地区のイラストを背景にブランドロゴが描かれた段ボールが目印。市場までの移送距離が近いことが最大の強みで、鮮度や品質の良さが担当者から高い評価を得ています。 品質保持のため、最盛期直前には出荷検討会を開催。市場担当者らが、生産者に市場の販売情勢や出荷要領の周知を図っています。規格を統一するため、キャベツの状態や大きさなどを箱詰めの実演をしながら確認項目の農業生産工程管理(GAP)のチェックシートの提出を促し、安定供給につなげています。 藤巻亮一部会長は「今年は2年ぶりに出荷検討会を再開した。高品質なものを出荷し続けることが大切で、大産地に負けられない。これからも消費者に横浜キャベツのおいしさを伝えていきたい」と話します。 横浜キャベツの集荷手段は2通り。JAのかながわ集荷場、みなみ集荷場に生産者が荷を持ち込むか、市場へ直接持っていく形があります。出荷先は横浜市中央卸売市場が主力で、そのほか横須賀市や湘南、東京都の市場など。最盛期は、1ケース10㌔の段ボール箱を1日4000ケース卸しています。生産のシーズンは年2回で、春と秋冬で15万ケースずつ出荷しています。共販キャベツ部会って何共同出荷の流れを知ろう下右下左都市農業を感じるキャベツ畑から見えるみなとみら上いのビル群   JAのかながわ集荷場には市場へ向かう4トントラックが1日4台ほど出入りする   集荷場に運んできた荷を降ろす生産者  JA横浜共販キャベツ部会に JA横浜共販キャベツ部会が手掛ける「横浜キャベツ」。かながわブランドにも登録される横浜を代表する野菜の一つです。その歴史は古く、さかのぼると昭和初期にまで行きつきます。今回は、身近で生産しているにも関わらず実は知らないことの多い「横浜キャベツ」を深掘りします。

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る