JA横浜_Agri横浜Vol.267
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ほじょう援農ボランティアは、准組合員が「横浜農業振興応援団」として最も力を発揮するステージ。除草や圃場の片付け、収穫など簡易な手作業で、人手不足に困っている農家を支えます。依頼した担い手からは「助かった!」という声が寄せられています。人350せんてい0450         「農地があっても作りきれなくて困っている」「後継者がいない。この畑を耕作してくれる人はいないだろうか?」。農地等に関するこうした相談に対し、JAでは農政アドバイザーが横浜市の「農地マッチングシステム」や過去の相談案件の情報を活用し、悩みごとの解決に向けた提案をしてきました。これまで受け付けた相談の半数強が、営農の継続が困難になった組合員からの「農地を貸したい・売りたい」という相談でした。施策のスタート当初から令和6年3月末までの累積で、農地の利用権設定件数は232件、40・13㌶。また農地の売買は、同様に53件、10・02㌶に上ります。両親が元気に働いていたころは3人で畑に出ていましたが、年齢とともにそれも難しくなってきました。農作業に家事、それに確定申告なども一人でこなさなくてはならなくなり、荷の重さに体調を崩してしまうこともありました。そんな折、JAの「営農情報」で援農ボランティアのことを知ったのです。今は月1回程度、草取りや畑周りの樹木の枝打ち、崩れた土手の修復などの作業を露地野菜や果樹、施設のイチゴなど、多品目を少量ずつ栽培しています。耕地は1・5㌶依頼しています。周りのことをやってもらえるようになって、本業であるホウレンソウと小松菜の周年栽培に集中できるようになりました。おかげで規格外品の発生も少なくなりました。依頼する作業は、畑の草取りや果樹の剪定、それに収穫など。枝を切ったり束ねて運んだりするのは重労働なので、体力のある男性のボランティアに作業をしてもらえるのは助かります。雑草を放置しておくと農地として維持できなくなります。ボランティアのお陰で、我が家の営農が維持できているといっても過言ではありません。あり、隅々までこまごまと管理するのは困難なことから、いつも援農ボランティアのお世話になっています。「助かってます」の声続々と農地にかかる悩みはお任せ行政とも連携して解決探る担い手の心強い助っ人准組合員がボランティアで作業30025020015010050件・軒353025201510戸塚区名瀬町 門倉 麻紀子さん都筑区東方町 久保田 伊津子さん相談内容の内訳(令和5年度までの累計)045(532)8411依頼軒数派遣件数派遣人数35320231588令和2年度令和6年度施策ごとの問い合わせ・申し込み先● 農地相談  まず、JA各支店または営農インストラクター  にご相談ください。● 農作業受委託● 援農ボランティア  営農部 営農支援課 045(805)6612● 農業機械貸出  農機の貸し出しに際しては、下記の引き渡し  場所にお申し込みください。  き た:きた地区営農経済センター  みなみ:営農経済センター 045(805)6612  田 奈:メルカート田奈 045(981)1819困りごとは JAにご相談ください作業に集中でき品質アップ営農の維持に欠かせない存在農地を貸したい・売りたい:457件農地を借りたい・買いたい:147件「その他」では、市民農園、農地管理、農業経営、農地の法令・制度、生産緑地など、多岐にわたる相談が寄せられています。援農ボランティア派遣状況農地相談累計件数897件農地相談

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