JA横浜_AgriVol.243
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生活習慣病予防冷え予防お茶を体温調整に利用しようお茶飲み習慣で生涯ビューティーに冷房の効いた場所に長くいる人や冷え性の人には、紅茶やほうじ茶など茶色のお茶がお薦めです。スパイスやミルクなどを加えて飲めば体も心もホカホカに。カフェインを気にする方にはほうじ茶がお薦めです。一方、温かい緑茶は一時的には循環を良くしますが、薬膳では体を冷やす側に分類されています。夏にはミントやかんきつ類を加えてすっきりするのも良いですね。年齢を重ねると体のさまざまな数値に変動があり、メンテナンスが必要になってきます。お茶に含まれるカテキン類は脂肪をコントロールしたり、糖の吸収を穏やかにする他、動脈硬化や血圧上昇を抑制します。口腔内の衛生や虫歯予防にもなります。さらに、ビタミンやテアニンも加わって抗がん作用、老化・認知機能低下の予防も期待されます。毎日お茶を飲んでエイジングケアをしながら、生き生きと生涯ビューティーを目指しましょう。協力:NPO法人 日本茶インストラクター協会監修:安藤茂美(日本茶インストラクター)写真(P8):高山俊佐(日本茶インストラクター)イラスト:小林裕美子 JR本郷台駅からほど近い丘陵地に広がる黄緑の帯。栄区小菅ケ谷の田中修さんが管理する、市内唯一の茶畑です。3.8aで栽培するのは一般的な「やぶきた」ではなく、静岡県の「在来種」。昭和30年代、茶を地域の特産にするため、最盛期には14〜15軒の生産農家がいたそうですが、宅地化とともに激減し、今では田中さん一人に。家族総出で手作業で摘み、収量は例年25㎏ほど。その日のうちに松田町の製茶工場へ持ち込み、煎茶に加工。昔からのなじみのお客のみに販売しています。屋号の「みさきど」を冠したお茶。ぬるめのお湯で入れると甘みが引き立つそうです。(市販はしていません)抗菌(食中毒菌、病原菌)、抗ウイルス消臭、抗う蝕(虫歯予防)腸内細菌叢(そう)の改善抗動脈硬化など血中コレステロール・中性脂肪の上昇抑制糖尿病・肥満の予防、メタボリックシンドロームの予防老化の抑制(アンチエイジング)抗がんなど抗酸化など免疫機能改善抗アレルギー・抗炎症脳の老化防止など肝機能保護血圧の上昇抑制、脳卒中とその進展抑制市内唯一の茶畑!基礎および臨床研究で明らかにされた茶の効能・効果日本茶の健康効果

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