JA横浜 vol.231
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皿をかぶせたように葉が軽く下側に曲がる葉が内側にぐるぐる巻く茎が細い生育弱い栄養不足葉の色は明るい緑色 生育弱い、肥料分・陽が少ない色が淡い・小さく薄い細い・短い枝葉が細く立つ花が多い・雌しべが短い先端に近い生育強い、肥料分・陽が多い色が濃い・大きく厚い太い・長い枝葉が下向きに垂れる花が少ない・雌しべが長い先端から遠い長花柱花中花柱花柱頭生育弱くなり始め葉の色が濃い茎が太い葉の色が淡く黄色味がかっている葉が小さい柱頭(長い)健全な生育適度な栄養技術顧問 山田 良雄短花柱花柱頭(短い)生育弱い栄養不足出典:タキイ種苗HPより土や緑とふれあう暮らし緑の情報箱葉の緑色・大きさ茎の太さ・長さ茎の先端部(生長点付近)花の数・雄しべと雌しべ(柱頭)茎の先端から花の咲く位置生育過剰栄養過多健全な生育適度な栄養:収穫枝の切り戻しをして、上から株元(地際)が見えるようにする。陽が下までよく届き、風が通るようになる。:畝を作り排水溝を掘る。草などで土壌表面を覆って遮光する。:葉の色を見ながら追肥を加減して、果実(生殖生長)と栄養生長のバランスを整える。:雑草が小さなうちに中耕等による除草をする。病害虫被害回避につながる。1.管理作業のポイント生育調整(1)排水と乾燥対策(2)(3)生長と収穫の調節(4)雑草対策2.生育の見方生育診断のポイント例1:トマトの生育の見方3.追肥の仕方 生育の様子と天候を見て、畑の地力の状況に応じて追肥の時期・量を判断する。【最初の追肥時期】 植え付け後3週間程度後。【追肥の間隔】 果菜類の場合は10日間程度。【追肥の種類】 化学肥料、有機質肥料のどちらでもよい。例2:ナスの花による生育の見方追肥の場合、リン酸は土壌に吸着されやすく、施用効果が低い傾向のため、リン酸分の少ない肥料でよい。化学肥料の場合、効果がすぐに現れ、効果の持続は短期間。有機質肥料は、効果が現れるまで1週間程度かかるが、長く効くため施用するタイミングが難しい。鶏ふん堆肥や豚ぷん堆肥は、化学肥料とほぼ同じ施用の仕方・効水無月は田植えの最盛期で、農作物などが瑞々しく活気溢れる季節になりました。イネにとっては大変ありがたいですが、ジメジメしたあまり好ましくないイメージがする「梅雨」の時期でもあります。雨で管理作業がままならない時期の野菜栽培管理について紹介します。梅雨時期の野菜栽培管理

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