JA横浜_Agri横浜Vol.242
4/12

「バラとカスケードの庭」ではバラが斜面を染め、噴水の水が緩やかな滝のように流れる。複数の洋館との調和は、山手ならではの景観を作り上げている港の見える丘公園バラと洋館 バラが華やぐ季節になりました。山下公園の「未来のバラ園」は、連続するアーチなど構造物による立体的な配置が特徴。来園者にこの園を手本にして、自宅でも楽しんでもらえるよう、「ノックアウト」などの病虫害に強い品種、花期の長い品種を多く取り入れています。 眺望が抜群の、港の見える丘公園。「香りの庭」は周囲より低く下がった沈床花壇で、カイヅカイブキに囲まれて、バラの香りがたまりやすい環境になっています。 横浜イングリッシュガーデンは平成30年、世界バラ会連合から優秀庭園賞を受賞した、デザインが美しく、管理水準が非常に高い園です。ガーデナーの黒田智史さんは「樹木の幹に日陰でも耐えられるツルバラをからませ、自然な風景を随所で作り上げている。頭上から足元までの植物の配色も見どころ。生育期の防除は毎週。薬剤の選定は、同じバラ科の梨に有効性のある殺菌剤・殺虫剤が園でも役立った」と話します。国の重要文化財・氷川丸や大さん橋が望める園内老舗ホテルを背に、支柱に誘引されたツルバラ横浜港と高層ビル群を望める、開放的な山下公園の「未来のバラ園」。立体的で多様なバラの演出が楽しめる。静寂に包まれた早朝がお勧め芳香に満たされる「香りの庭」。数々の宿根草や背後の大佛次郎記念館が雰囲気を一層高めてくれるフルーツの香りが楽しめるバラ「サンセットグロウ」港のバラ園 山下公園

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る