JA横浜_Agri横浜Vol.242
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石灰チッソ石灰チッソ石灰チッソ石灰チッソ根こぶ病防除石灰チッソセンチュウ類防除雑草種子の発芽防除湿った土壌・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります小さい雑草の防除(殺根効果)湿った土壌粗大有機物の分解促進広葉雑草の防除(殺葉効果)湿った葉技術顧問の担当技術顧問連絡先……………令和5年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄北尾一郎・青木隆果  樹営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5令和5年度より新たに着任した営農技術顧問果樹担当 青木 隆……………とても便利な石灰チッソ。使用上の注意点をしっかり確認し、有効活用してください。間後から始まり、土壌中の微生物の影響を受けることと、土壌に保持されやすいため、約3〜4カ月程度効果が持続します。分解中間産物の「シアナミド」は毒性が強いため、ネコブセンチュウ等の有害センチュウや、根こぶ病等の土壌伝染性病原菌の密度を軽減する効果があります。散布量により効果の程度や期間に違いがあります。1a当たり6〜8㎏散布・混和した場合、7〜10日間程度効果があります。「シアナミド」は野菜にも害がありますので、散布後2週間程度空けてから播種や定植を開始してください。夏季の高温期に1a当たり100㎏程度の有機物、湛水状態になるよう大量の水、ビニール被覆を組み合わせると、より効果が高まります(太陽熱土壌消毒)。雑草の生育初期では、雑草の根を枯らすことで除草できます。生育中の雑草は葉が濡れた状態の時に石灰チッソを茎葉に散布することで、枯らすことができます。野菜が生育している時期に畝間に散布して除草することができますが、量が多すぎたり、野菜に飛散すると障害が出ますので、量を勘案して丁寧に散布してください。緑肥作物や野菜の残さをすき込む時に石灰チッソを散布すると、有機物が腐熟する期間を短縮することができます。腐熟期間の目安は、気温が高い夏季は7日間程度、比較的気温が確保できる春・秋は10日間程度、冬の低温期は2週間程度です。作物残さ等を使用した堆肥作りの場合は、概ね20㎝程度の高さごとに石灰チッソをサンドイッチ状に散布すると、微生物が活性化して石灰チッソ作物残さ等の有機物発熱が早く、通常の3〜5割程度期間を短縮することができます(石灰チッソの散布量は、有機物量の概ね10〜15%程度)。出典(図表):石灰窒素工業界HP害虫・病原菌軽減効果雑草軽減「シアナミド」は、土壌中に埋没している雑草種子の休眠を打ち破って(休眠打破)、発芽させる効果があります。土壌中には、雑草の種子が10年程度眠った状態で埋蔵されています。冬の低温期では雑草を発芽させ、低温で枯死させることができます。春〜秋の時期は、発芽させた雑草を耕運機等ですき込むことで雑草種子を減らすことができます。

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