JA横浜 vol.230
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大地に根を張る「春の味覚」心躍るとっておきの散歩道かずきたかとむろかたびらじんがしたて小松菜が栽培されます。P7下の写真は東方農業専用地区内にある、中山知樹さん(同区大 桜並木が続く海軍道路で知られる、瀬谷区上瀬谷町。上瀬谷農業専用地区では1月下旬、熊町)の畑。毎年変わる気候に向き合い、栽培方法は改良の連続。産地の誇りが美観に表れます。同町の髙橋功さんがトラクターを操り、育成したウドの株を掘り上げていました。同区本郷の守屋勝さん・天翔さん親子も共に作業。これらは株分け後、遮光状態のハウスや縦穴式の室で加湿・加温されて芽を伸ばし、3月下旬ごろから「横浜瀬谷うど」として出荷。畑で掘り上げた株の一部は、翌期に向け育成が繰り返されます。瀬谷ならではの光景です。 青葉区のもえぎ野ふれあい樹林にふと立ち寄りました。「ここは京都か」と思わせる緑の竹林は、目にも鮮やかです。多彩な品種の桜が回廊のように続く、旭区の帷子川沿い。開花時期が品種によって違うため、日に日に色合いが変わります。7月になれば、アガパンサスの清涼感に包まれる和泉川の川辺。同じ頃、市内唯一の渓谷「陣ケ下渓谷」への歩道では県の花・ヤマユリが芳香を放ちます。これらは、すべて横浜。小径を歩きながら美観を楽しめる、とっておきの場所です。掘り上げたウドは元気に根を張っていた 左上 新緑に映えるヤエザクラに思わず足を止める   (旭区今宿南町) 左中 陣ケ下渓谷公園のヤマユリとまばゆい青葉   (保土ケ谷区川島町) 左下 モミジが色づくささぶねの道には小川も流れる   (都筑区荏田東)トラクターで地表を振動させて、太い根を張ったウドの株を掘りやすくする 右上 竹に包まれる、もえぎ野ふれあい樹林の小径   (青葉区もえぎ野) 右中 アガパンサスが咲き誇る和泉川の川辺(瀬谷区   宮沢〜二ツ橋町) 右下 山下公園通りのイチョウがクラシックなホテル   と調和(中区山下町)

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