JA横浜_Agri横浜VOL.253
5/12

ほ じょう 県農業技術センターが育成した水ナスで、昨年から販売が開始されました。葉や茎、ヘタにとげがなく、実の形が安定しています。収穫量が多いのも特徴です。火が通りやすく、焼いてもジューシー。食味が良いのもお薦めポイントです。新食感のミニトマトほれまる®(渡辺農事株式会社)辛くならないトウガラシサクっとあまなが(丸種株式会社) 辛い果実が出ないのが最大の特徴。歯切れの良いサクサクとした食感で、加熱調理のほか、生のままサラダ感覚で食べられます。収穫量が多く、栽培が容易なので畑の片隅に植えておくのもお勧め。家庭菜園でもチャレンジしやすい品種です。種まで食べられる小玉スイカピノ・ガール®(ナント種苗株式会社) 「スイカの栽培がうまくいかない」という方にお薦めの品種。種が小さいので樹勢が落ちにくく、しっかりと甘みの乗った果実になります。果肉は硬めで今までにないシャリシャリ感も特徴。果皮が薄いので、皮際ギリギリまでおいしく食べられます。癖がなく料理に使いやすい韓国カボチャ マッチャン(株式会社サカタのタネ) 果実の見た目がズッキーニに似た変わり種の若どりカボチャです。普通のカボチャと同様につるに実がつきます。着果性に優れ、作りやすい品種。外はサクッと、中はトロッとした食感。ズッキーニよりもアクが少なく、調理した際の味染みの良さは抜群です。 裂果が比較的少なく、葉カビ病の抵抗性がある品種です。果重は25g程度。果皮の歯触りが良く、ゼリーが少な目なのでサクサクした食感が楽しめます。味の濃厚さも魅力。一度食べたら忘れられないおいしさです。神奈川県オリジナル品種かな紫(むらさき)ジャンボサイズで食味抜群ふわとろ長(なが)(丸種株式会社) 500mlペットボトルほどの大きさになるジャンボ大長ナス。曲がり果の発生が少なく、秀品率が高いのも特徴です。果肉はとろけるほどやわらかく、従来の長ナスを超えるおいしさ。マーボーナスなどの炒め物や揚げ物に最適です。見た目のインパクト大大和ルージュ®(株式会社大和農園) 日本初の「赤い」スイートコーンで、トウモロコシの風味を強く感じられる食味の優れた品種です。熟期目安は100日程度の晩生種。白色や黄色のトウモロコシと同時期に栽培する場合は、色が混ざるのを防ぐために作付け圃場を離すようにしてください。作りやすさピカイチのカボチャグラッセ(タキイ種苗株式会社) うどんこ病の耐病性を持ち、格段に作りやすい品種です。うどんこ病の影響が出ると、果実が熟す前に木が弱ってしまうことが多いですが、この品種はしっかりと生育します。着果と果実の肥大力に優れ、収穫量も多いのが魅力。ホクホク系で食味も良好です。 市内には、直売をメインに少量多品目栽培を手掛ける農家が多くいます。「品ぞろえを彩り豊かにしたい」「直売ならではの品で量販店に差をつけたい」「栽培管理のしやすいものを導入したい」など、それぞれの生産スタイルによって品種の選び方はさまざまです。 ここでは、市内に2店舗を構える種苗店・三好種苗株式会社の三好崇一郎社長に、直売農家向けのお薦め品種とその特徴を聞きました。食味など販売時のアピールポイントも紹介していますので、ぜひ今後の作付けの参考にしてください。三好種苗株式会社社長 三好 崇一郎さん直売農家にお薦めの品種を紹介♪

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る