JA横浜 vol.229
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ジュースの代わりに味噌汁を1〝やり過ぎ〟に要注意旬の食材で元気に「たくさん運動=健康」は間違い?しんきゅう疫力を上げるポイントの一つに「運動」があります。しかし、〝やり過ぎ〟は逆効果です。1時間以上の激しい運動は、免疫力を下げてしまいます。若いころにスポーツをしていた人ほど、頑張りすぎる傾向にあります。 「スポーツジムで運動しているのに、体調が良くならない」「運動しているのに腰痛や関節痛が続いている」という人は、運動のやり方が間違っているかもしれません。痛みやだるさといった、体から出る不調の合図を「いつか治るだろう」と放っておくのは危険です。悪化する前に、マッサージ師や鍼灸師などの専門家に相談しましょう。 では、どんな運動が良いのか。日光を浴びながら、農作業で体を動かすのも良いことですが、同じ態勢で長時間作業していると血流が悪くなりがちです。体をほぐし、血流を促すための運動をしましょう。お薦めは、ラジオ体操やヨガ、「農民体操す。中でも、農民体操は農家のために考えられていますので、ぜひ試してみてください(次ページ参照)。キーワードは、たくさん気を配りましょう。日光をたくさん浴びて育った旬の新鮮な食材は、体内に「気」を取り込み、生きるためのエネルギーを補います。生野菜は体を冷やし過ぎてしまうことがあるので、一度火を通して食べるのがお薦めです。また、「よくかむ」ことも大切。野菜ジュースやサプリメントで栄養補給するだけでは、元気が出ません。肉や魚、旬の野菜、穀物などが入ったバランスの良うにしましょう。 高齢になると代謝が落ち、肥満を気にする人も増えますが、断食や過度な食事制限によるダイエットは厳禁です。健康を意識しているにも関わらず、無やるより〝丁寧にやる〟です。い食事を、よくかんで食べるよ★」で理なダイエットでエネルギー不足になり、体が弱ってしまうこともあるため、注意しましょう。 食事に関するもう一つのポイントが、食物繊維や乳酸菌を豊富に含む食材を取り入れることです。これは、腸内環境を整える効果があります。一般的に「乳酸菌」と聞くと、ヨーグルトのイメージが強いですが、日本人の体には、味噌や納豆、ぬか漬けなどの発酵食品の方が適しています。朝は、コーヒーや杯飲むと良いです。 数ある食材のうち、免疫力を高めるための一押しは、「キクラゲ」です。食物繊維が豊富で血を補う効果もあります。つくだ煮などを常備菜として用意しておくと、毎日の食事に取り入れやすいでしょう。 この他に、JA「クッキングサロンハマッ子」の料理教室では、旬の横浜野菜を使ったレシピを紹介していますので、健康的な食生活の参考にしてください。運動などで無理をしても回復しやすい。無理をすると体の不調につながる。ダイエットも要注意。 体の修復力は年齢とともに変化します。若いうちは、激しい運動を繰り返しても、修復力が高いためすぐに元気になりますが、男性は8の倍数、女性は7の倍数の歳に体調の変化が起こりやすいといわれています。男性は32〜35歳、女性は28歳ごろを境に修復力が低下してくるため、無理は禁物です。男性:32〜35歳頃女性:28歳頃1時間以上の激しい運動無理な食事制限でダイエット体の修復力は年齢で変わる旬の食材・新鮮な食材で「気」を補充その習慣、大丈夫?GOODヨガやラジオ体操など適度な運動GOODバランスの良い食事をよくかんで食べる  適度な運動に加え、食事にも  前ページで紹介した通り、免

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