Agri横浜 vol.217
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港北区高田町箕輪養鶏場 箕輪茂さん補助金活用し自販機増設250坪の鶏舎で、2000羽を飼育する箕輪さん。1日の採卵数は2000〜2500個ほどで、主な出荷先はJA「ハマッ子」直売所ですが、横浜・川崎の合計4カ所に自動販売機を設置している他、養鶏場での対面販売も行っています。しかし、コロナ禍で対面販売の利用客が減少傾向に。これに対応するため、自動販売機の増設を決めました。きっかけとなったのは、自宅に届いた農林水産省が支給する「経営継続補助金」の案内でした。この補助金は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を行いつつ、販路回復・開拓、設備導入をする、農林漁業者の経営継続の支援を目的としています。箕輪さんは、対面販売による消費者との接触機会を減らし、設備の導入に取り組んでいたことから、補助を受けることができました。「自動販売機本体と取り付け費で約140万円かかるところ、補助金が90万円ほど出て助かった」と話します。自動販売機は24時間稼働で、毎日2回商品を補充。売り上げは、コロナ流行前と比べても安定しているといいます。「密になる買い物を控えたい人や、直売所の時短営業で店舗に行けない人にも利用してもらえれば」と期待を込めます。農業者も対象の主な支援金・補助金〈経済産業省〉既存の自動販売機では野菜も販売 (通常枠)小規模事業者の販路開拓等のための取り組みを支援対象 小規模事業者 等補助上限 50万円、補助率2/3公募スケジュール 5次締切 令和3年 6月4日 6次締切 令和3年10月1日 7次締切 令和4年 2月4日支援金等に関する詳しい情報は、経済産業省のホームページをご覧ください。対象緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により影響を受け、売上が減少した中堅・中小事業者要件緊急事態宣言の再発令に伴い、①緊急事態宣言発令地域の飲食店と直接・間接の取引があることまたは、②緊急事態宣言発令地域における不要不急の外出・移動の自粛による直接的な影響を受けたことにより、令和3年1~3月のいずれかの月の売上高が対前年比(または対前々年比)で▲50%以上減少していること支給額法人は60万円以内、個人事業者は30万円以内の額を支給*算出方法:前年(または前々年)1~3月の事業収入ー(前年(または 前々年)同月比▲50%以上の月の事業収入×3)申請受け付け期間令和3年3月8日~5月31日《一時支援金事務局 相談窓口》 申請者用 ☎0120-211-240新品の自動販売機に卵を補充する箕輪さん持続化補助金売上の減少した中小事業者に対する一時支援金の支給

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