Agri横浜 vol.204
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全員参加で手順を見直し改善「ハマッ子」直売所四季菜館は、農産物の加工施設を併設したJA横浜で唯一の直売所です。現在、加工施設では女性農家が「田奈加工グループ(惣菜班・味噌班)」として、総菜やみそを作って店頭に並べています。食品表示についても、いち早く対応し、自ら栄養成分を計算。JAが指導を依頼する東京サラヤ㈱と協力して、HACCPに沿った衛生管理に取り組んでいます。メンバーは皆、前向きに対応。一人一人が加工場を大事に思い、自分たちの仕事に誇りを持っています。7年前、四季菜館のオープンと同時に始動した同グループ来店客の心つかむ味昔ながらの梅干ししん しは、自分たちの希望に沿って、班を編成しました。「惣菜班」を取材すると、班長を中心に新メニューの提案や、衛生管理の改善に取り組んでいました。旬の農産物を使うことを基本にし、売上を見ながら時期によってメニューを変えています。現在そろえるレパートリーは70種類ほど。代表の福田茂子さんは、「一番の目的は地産地消を進めること。続かなければ意味がないので、売上を見ながら消費者に求められるものを作っていきたい」と励みます。班のメンバーは「家庭で作っていた料理を、売り物として多くの人に食べてもらえることが嬉しく、やりがいがある」と口をそろえます。その思いがルール順守にも結び付いています。同社の助言を「今までは勘に頼っていたことを、正しかったかどうか示してもらえてありがたい」と真摯に受けながら、揚げ物の加熱時間を厳しく守って調理した……………………………………………………………泉区中田南の小山たづ子さんは、夫と育てた梅を使った梅干しを「ハマッ子」直売所みなみ店に出しています。毎年7月下旬に200㌔ほどを天日干しにして漬けます。小山さんの梅干しは、赤く鮮やかな色と、塩分濃度18㌫の酸っぱさが特徴。使うのは南高と白加賀です。梅と同時に梅酢を天日干しに。赤ジソと梅酢に漬け、さらに3日間、天日干しにします。夜はシートで覆い、手間を惜しまずに毎日手り、清掃用具を衛生的に保管するための設置場所を工夫したをかけ、寝かせること1カ月。思わずつまみたくなる出来栄えに仕上がります。さらに寝かせれば、違う味わいも出てくるといい、常温で1年以上保存が可能です。月頃までに売り切れるそうです。小山さんの梅干しを求めて来店する客もいて、近所の人からも「今年はいつ頃できそう?待っているよ」と、声を掛けてもらえることが原動力になっています。「楽しみにしてくれる人のためにも、ちゃんとしたものを作らないと」と励み、売り物として味はもちろん、見た目も良いものをと、心がけています。加工も出荷も全て一人で行っているため、食品表示のルール変更を知った時は、この先続けていけるりと、協力し合います。着手し、互いに意見を出し合って改善を繰り返しています。全員が手順を理解できるまで何度も確認し合うなど、メンバー全員が一致団結して取り組んでいました。か、不安もありました。しかし、せっかく10年以上も続けてきてファンもいてくれるからと、JAに相談しながら勉強し、ルールに沿った表示を実現しました。大事に育てた梅をたくさんの人に食べてもらいたいと、続けてきた梅干し作り。これからも周りの期待に応えていこうと話す姿は、力強く見えました。調理手順のマニュアル化にも田奈加工グループ小山たづ子さん 農家のお母さんの味を大事に一つ一つ手作りほどよい赤色に漬かった梅干し「ハマッ子」みなみ店に出荷する小山さん手順に沿って調理した総菜に表示ラベルを貼り完成10月頃から店に出し始め、5

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