Agri横浜 vol.204
11/13

しっかりしていて折れにくいシャキッとして甘く、カルシウムが豊富1月105日7月21日葉の縁がしっかりしている鮮やかな緑色ピンと立っている緑は消えて薄い若草色根がしっかりと長い4月36日10月50日2月75日8月23日3月58日9月35日小松菜を科学する1.おいしい見分け方①葉色は縁が鮮やかでシッカリして、根が白い。*根が太く、長いと株張りが良い、土の状態が適していると、ヒゲ根は少なくなる傾向がある。②葉が厚く丸みを帯び、葉身・葉柄がピンと立っ緑色が鮮やかで、香りが強い葉が肉厚でみずみずしく、大きさがそろっている茎が太くハリがあり、株張りが大きいゴマ状の斑点6月21日12月140日技術顧問 山田 良雄たい ひちゅうろく小松菜は、横浜を代表する野菜です。連作ができ、いつでも、どこでも手軽に作ることができます。しかし、販売を目的とした場合は、なかなか難しい野菜でもあります。今回は、小松菜を作りながら、小松菜に秘められた謎を科学したいと思います。小松菜の作り方①土作り:牛ふん堆肥(1㎡当たり1㎏)、苦土石灰(商品名:タイニー1㎡当たり100g)を全面に施用し、土とよく混和する。土や緑とふれあう暮らし小松菜を科学する②元肥:チッソ成分量で17g(チッソ成分8%の肥料で1㎡当たり約200g)を全面に施用し、土とよく混和する。(注)春~夏に播種する場合、栽培期間が短くなるため10%程度減らす。③播種:条間15㎝にスジ状に播種し、薄く覆土する。播種量は、10㎝の長さ当たり概ね10粒程度。最終的に、株間2~3㎝になるように間引く。(注)小松菜は、光が当たらないと発芽しないため、覆土は厚くしない。④間引き:播種3週間後までに、株間2~3㎝になるように間引きする。間引きすると、残した株元に指で軽く土を寄せると良い。農薬を使用した場合、間引きした株は、原則食べないでください。⑤栽培管理:防虫網(商品名:サンサンネット等)で被覆すると良い。土壌中に生息しているネキリムシ類やアブラムシ類等小型の害虫被害を受けることがある。冬の寒い時期に作る場合は、不織布等の保温資材(商品名:パオパオ等)で被覆してください。夏季に作る場合は、暑さを軽減させるための遮熱資材(商品名:ラウンドクール等)や切りわらで日除けをしてください。(参考)プランターで栽培する場合:市販の培養土を使う場合、土作りのための堆肥や肥料は必要ありません。生育が良くない、葉の色が薄い等の場合、適宜追肥をすると良いです。土壌が乾燥しすぎる場合は適宜潅水してください。液体肥料を薄めて使うと、追肥と潅水が一度にできて便利です。⑥収穫の目安:葉の長さ(草丈)が20~30㎝程度の頃。*外側から2番目の葉が最も大きい。栽培する時期(気温)により、生育の早さに差がある。播種時期別の生育期間の目安を次表に掲げたので、参考にしてください。○播種期別収穫まで生育日数の目安5月24日11月100日て、葉身と葉柄が概ね同じ長さ。*カリが不足すると、葉が内側に巻き込む。チッソ過剰は、葉色が濃く、葉が垂れる。③葉脈が明瞭で、中肋(葉の中心にある葉脈)を中心に左右対称・均等に配置している。④葉柄基部は、やや太めで薄い若草色で、シッカリして折れにくい。上のような小松菜は、シャキッとして甘く(カルシウムが豊富)、炒めても歯ざわりが良く、緑が濃くなり、甘味も強く、おひたしにしてもおいしいです。葉柄基部に、ゴマ状の斑点が見られることがあります。ハクサイのゴマ症と同様、肥料が多い条件で栽培されたことが主な原因です。黒い斑点には、ポリフェノールの一種が含まれています。栄養価や食味等には影響がありません。

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る