店舗とJAの一括販売、学校給食が1校。以前は全量を市場に出していたが、同直売所都筑中川店(現・センター北店)の開店をきっかけに直売所出荷を開始。通年で小松菜を出せることから店舗の需要も高まり、徐々に店舗数を増やすと同時に、個人での市場出荷をやめ、JAにシフトした。のホウレンソウを手がけていたが、他産地の荷が増え、良い値が付かない状況に。「小松菜とホウレンソウが同じ価格なら、手間がかからず、周年栽培できる小松菜一本に絞るべきと考えた。結果的に収益も上がり、決断して良かった」と話す。効率化は最も重要な要素。品種の選定でもこれを意識する。現在、夏は「春のセンバツ」、冬は「さくらぎ」を採用。「さくらぎ」は種苗会社の試験栽培にも協力したもので、茎葉が真っすぐに生長するという特徴がある。束ねるのに時間がかかる。茎を曲げると折れて傷みの原因にもなるため、『真っすぐ育つ』ことは効率的にも、品質的にも良い」。これに加え、葉の色や照り、食味に優れ、畑の状栽培品目では、就農当初は秋まき栽培管理を一人で担う中、作業の「茎葉が横に広がると、収穫して況や出荷形態に合っていることが決め手になったという。品質の高い品を生産するための環境づくりにも余念がない。土作りでは、所属するJA野菜部都田支部で行う土壌診断を毎年受け、施肥量を調整。さらに、年に1度は必ず深耕ロータリーで耕し、排水・保水性を高めるための努力を続けている。品目や販路の見直しなど、これまでも環境の変化に柔軟に対応してきたが、近年の気候変動は最も対応・対策が難しいという。「穏やかに気候が変わっていた昔とは違う。ゲリラ豪雨や猛烈な台風など、対策のしようがない時も増えてきた」と今後を危惧する。小松菜が強い雨風にさらされると、葉が切れて売り物にならず、廃棄せざるを得ない。台風対策のために被覆資材をかけても、中が蒸れて品質低下の要因になることも。一方、小松菜は生育が早いため、リスク分散しやすいという強みがある。「自然環境ばかりは自分で変えられない。そこは割り切って順応していく」と、前を向く。周年栽培でリスク分散 右上 左下右下ハウスですくすくと育つ小松菜12月上旬には加工用のダイコンが収穫期を迎えていた写真にも料理にも映えるカラフルなダイコン濃緑で艶のある葉が品質の高さを物語る
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