JA横浜_Agri横浜 VOL.251
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翌年に果実のなりが良くなる木(発育枝が多い)……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………剪定方法や施肥の目安を確認し、上手に育てておいしいミカンの収穫を目指しましょう。・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和5年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎・青木隆②の不要な枝とは、次のような枝が挙げられます。・込み合った枝・同じ場所からたくさん出ている枝・交差している枝・地際部などの下向きの枝・徒長している枝 などただし、これらの枝を全て剪定してしまうと、いわゆる「切りすぎ」になります。木の状態にもよりますが、剪定する枝の量は3割程度までを目安としてください。また、着花の多少を見極めた上で、着花数に応じた剪定をします。【表年(なり年)の剪定】春の着花が多すぎるので、切り返し剪定を多くします。大きな枝を剪定しても徒長枝は発生しないので、立枝や多すぎる側枝は間引き剪定をします。着花(着果)が多いと翌年に花や実をならせる発育枝の発生が少なくなるので、長すぎる側枝は切り返し剪定をして積極的に発育枝を発生させ、翌年に向けて育成すると良いでしょう。【裏年(果実が少ない・ならない)の剪定】発育枝が多い状況です。発育枝のある枝は剪定しません。着花後に着果した枝に被さっている枝の間引きや、着花していない長い枝の切り返し剪定をします。春の萌芽(ほうが)に備えて施肥を行います。ミカンは一般的に春(3月)、夏(6月)、秋(10月)と、年間で3回に分けて行います。【早生温州(成木)の施肥量目安】・50本植え・10a当たりの窒素換算春10㎏、夏4㎏、秋8㎏施肥の例として、配合肥料「フルーツパラダイス(8-5-5)」を用いた場合、1本当たり春が2.5㎏、夏が1㎏、秋が2㎏となります。なお、裏年・表年が顕著に出ている場合は、剪定だけでなく表年の時に蕾を摘み取る「摘蕾(てきらい)」や摘果を併せて実施してください。〇施肥作業

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