JA横浜 Agri横浜Vol.239
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年月/項目6月7月8月9月・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和4年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週野  菜森東海雄・山田良雄営農経済センター ☎(805)6612月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎畜  産……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………川西隆智神奈川県は、花粉対策苗木(無花粉や少花粉のスギ・ヒノキ)の研究・生産を推進するなど、花粉発生源対策に取り組んでいます。横浜気象台のデータから見ると*真夏日:最高気温30℃以上 熱帯夜:最低気温25℃以上2022年(令和4年)2021年(令和3年)降水量 (mm) 113.5 368.0 274.0 197.5 真夏日(日) 722219熱帯夜(日) 017154無花粉スギが最初に発見されたのは平成4年、富山県の神社にあるスギから全く花粉が出ていないことが観測の過程で認められたのが始まりだそうです。同県では研究が進み、新品種の開発や従来は時間のかかる挿し木での繁殖だったものを種子から大量繁殖させることに成功しています。現在は全国各地でも無花粉スギの開発が進展し、国の森林総合研究所で新品種が平成17年に開発された他、19年にも新たに1品種が開発されています。また、石川県や神奈川県でも無花粉スギの遺伝子が発見され、交配の幅や可能性が広がっています。森林総合研究所では、スギの雄花に特異的に寄生する菌類を発見しました。即効的な防止法としてこれを人為的にスギの雄花に散布することで枯死させる技術が開発されています。時間はかかりそうですが、近い将来実用化されることでしょう。神奈川県では、選抜された花粉の少ないスギの種子から育てた個体をさらに絞り込み、種子からの苗木生産を始めています。降水量 (mm) 87.5 210.0 146.0 305.5 真夏日(日) 220251熱帯夜(日) 07200神奈川県の自然環境保全センター(厚木市七沢)では、毎年11月から12月にかけて雄花がどのくらい生長しているかを調べて翌年春の花粉量や時期を予測し、平成20年から花粉飛散情報を提供しています。また、日本気象協会が昨年12月8日に発表した第2報の予想では令和5年春の花粉飛散予測は、例年比でみると関東甲信は「非常に多くなる」見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も、万全な花粉症対策が必要になりそうです。花粉症関連資料林野庁HP・神奈川県自然環境保全センターHP 参照無花粉スギ国や神奈川県の取り組み令和5年春の予想

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