青葉らしさ詰め込んだ菓子開発街のお土産を自分たちで①③④ み台と水滴をモチーフにした同館のマークを刻印。プロのシェフが手作業で慎重に型を抜き、障がい者は包装などを担います。 また、マークの金型、商品ラベル、サブレ専用の販売台は、地元企業4社が製作しました。いずれも独自の技術を持つものづくり企業を区役所が選定する「メイドインつづき推進事業」の参加企業です。 吉田館長は、「地産地消や地元企業の活性化などに貢献できたことが何よりの成果。次は他の農産物を使ってサブレを 横浜北部ならではの土産として、地元の米粉や野菜、果実作ってみたい」と話します。 5枚入りで税込850円。当面はイベント時に限定した不定期販売となります。を使った菓子「丘のよこはま」が地域で愛用されています。手掛けたのは、起業支援センター「まちなかbizあおば」(青葉区美しが丘)に集う有志11人が立ち上げた「青葉区発横浜おみやげプロジェクト」。地元愛を詰め込んだ土産は徐々に認知され、販路も広がっています。 同センターは、地域の課題をビジネスで解決することをコンセプトに、会員向けに交流会や勉強会などを開きます。その中で、街の魅力を伝える土産が何もないという意見が出されました。名産品がないなら自分たちで作ろうと、異業種の会員が連携し、2014年にプロジェクトがスタートしました。 会員の中で唯一、食の事業に携わるさくら工房(同区市ケ尾町)の櫻井友子代表を中心に、協議を重ねました。水田面積が市内で最も広いという同区の特徴から、米粉に着目。以前より櫻井さんが製造する米粉の菓子をアレンジし、地産地消の素材に切り替えれば、地元らしさをアピールできると考えました。 翌年に完成した菓子はシフォンケーキと、オリジナルの焼き菓子ココフラン。いずれにも米粉を使い、青葉区産の他、神奈川県内産の数品種を独自の割合でブレンドします。米の風味が残るよう、オーブンを使わず、鍋で蒸し焼きにする特殊な製法で作ります。 卵はJA「ハマッ子」直売所中里店やたまプラーザ店で購入し、野菜や果実は交流のある市民ファーマーから提供を受けます。季節によって素材を変え、冬はユズやニンジン、キウイフルーツ、甘夏などが定番です。 同工房のオンラインショップや直営レストラン「マムズニング」で販売。また、センターの会員約30人と代理店契約し、会員が自身の顧客用の手土産として仕入れるなど、重宝されています。 櫻井さんは「特徴がなくても、ストーリーをデザインすれば地域に愛されるお土産ができる。この事例を生かして、農業の6次産業化に貢献していきたい」と話します。ダイ②①「丘のよこはま」は、シフォンケーキとココフラン各4個入りのセットで2420円 ②さくら工房の櫻井代表㊧とパートナーの笹口さん ③プロジェクト立ち上げ当初のメンバー ④「ハマッ子」直売所で卵を仕入れる櫻井代表マムズダイニング住所:青葉区新石川2-15-1電話:045(884)8446横浜おみやげプロジェクト
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