Agri横浜 vol.215
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販路は、地元スーパーが6~7割、その他に「ハマッ子」直売所メルカートつおか店や学校給食などにも出荷する。「研修先の農家から、『出荷先に合わせて計画的な栽培ができるよう、今すぐ営業に行きなさい』とアドバイスをもらい、販路開拓は就農前から取り組んでいた」という。今後は、生産から消費までを旭区内で完結させる地元密着型の農業を目指していく。「就農前は『農業=一人で黙々とやる仕事』というイメージだったが、実際は横のつながりが広いことに驚いた。ここに仲間入りできたのは、周りの農家に恵まれていたおかげ」。このつながりを最大限に生かし、地元農業をPRする。飲食店のイベントで知り合った横浜国立大学生との取り組みでは、学校内での直売や地元野菜を使った商品開発に協力。この他、区内の管理栄養士が開く料理教室に野菜を提供したりと、声が掛かれば積極的に足を運ぶ。収穫体験の受け入れにも取り組み、「畑に来てもらうことで、自分のように農業に興味を持つ人が増えればうれしい。今後も、たくさんの人が農業に触れる機会を作っていきたい」と力を込める。農に触れる場を創出冬の主力・長ネギの出来を確かめる(左から)兄・永さん、琢さんFamily Photo

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