JA横浜_Agri横浜Vol.274
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そ せん てい【写真3】ナイフと接ぎ木テープ【写真4】穂木の削ぎ方 【写真1】高接ぎ直後【写真2】穂木の採取と保存①接ぎ木の時期は、3月下旬〜4月中旬が一般的です。桜が開花したころから始めるのが目安となります。接がれる側(台木)の水揚げが始まったころが適期ですので、大きな樹体に高接ぎする場合(写真1)は、4月中旬ごろが良いでしょう。②穂木の準備は、接ぎ木作業の少し前、3月中旬ごろに剪定を兼ねて用意しましょう。穂木にふさわしいのは、前年夏に真っすぐ伸びた「夏枝」ですので、その枝を切り取り、葉を取り去って枝だけにしたものをビニール袋などで密封して冷蔵貯蔵してください(写真2)。接ぎ木当日まで絶対に乾かさないようにして、あまり開け閉めしない冷蔵庫や、家庭用冷蔵庫ならば庫内の奥の方に入れておきます。①接ぎ木に必要なのは剪定道具の他に、よく切れる「切り出しナイフ」や「接ぎ木テープ(「メデール」「パラフィルム」)」です。特にナイフは体毛が剃れるくらいに研いでください(写真3)。②貯蔵しておいた穂木を取り出して、写真4のように1〜2芽程度の長さで接ぎ穂を調製します。台木に接する側は長めに削ぎ、反対側は短めにしましょう。なお、緑色の表皮と白い木部との境目が形成層で、台木に挿入するときは穂木と台木の形成層同士が密着するようにします。1.接ぎ木の時期と穂木の準備2.穂木の切り方技術顧問 北尾 一郎近年、横浜でも畑や庭に温州ミカンやレモンなど、かんきつ類が見受けられるようになりました。秋から冬にかけて緑の葉と鮮やかなミカン色のコントラストが、癒やされる風景になっています。今回はこれらかんきつ類の接ぎ木についてご紹介しましょう。土や緑とふれあう暮らし緑の情報箱かんきつ類の接ぎ木にチャレンジ

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