JA横浜_Agri横浜 VOL.250
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目標に向かってまい進自分一人になった時、どうやって食べていくかを模索した」と話す。イチゴで観光農園を開く案もあったが、建てる温室の規模や収益率を考慮してトマトを選択。循環式の水耕装置で管理している。ら「息子が就農したからといって手取り足取り教えるようなことはしなかった」と良政さん。そんな思いを感じ取り、優吾さんは必死に食らいついて作業を覚えていった。父から独立。環境制御システムで24時間管理できる温室を建て、養液栽培を始めた。昨シーズンは試験栽培をして日の当たり方や湿度などハウスの特徴を把握する時間に費やし、昨年8月から本格稼働している。長段栽培により25段まで収穫する。今年5月ごろにピークを迎え、7月上旬まで続ける予定だ。の温室で大玉「みそら109」3000株のほか、中玉「フルティカ」とミニの「エコスイート」を200株ずつ栽培。設備は実習先とほぼ同じで、培軌道に乗せるまで苦労した経験か4年を経て昨年の春、結婚を機に現在、優吾さんは4連棟15㌃ほど地には肥料や水分量の調節がしやすいロックウールを使う。水の溶存酸素や液肥から養分を吸収しやすい水耕装置で管理し、栽培状況のデータ化もできる。コストはかかるが病気が拡散しにくい非循環方式を採用。新たな養液が流れ続けるため、肥料分を計算せず一定に保てるメリットがあるという。栽培ベッドの位置は高く、誘引や収穫など作業の効率も良い。屋根や天窓にはフッ素樹脂フィルムを貼り、自然光に近い光を入れることで光合成を促進させる。夏場は光量を抑え、少日照下の時期は室温と外気の温度差でフィルムが透明になり、良好な光環境を維持できる効果がある。「近隣には土耕栽培や父と同じシステムを導入する農家が多く、悩みの共有が難しい。相談するときは師匠に頼っている」と熱い信頼を寄せる。販売は自身も所属する青壮年部和泉支部の仲間と共同出荷する地元量販店の地場産コーナーや、JAの「ハマッ子」直売所都筑中川店など。「売り上げという結果がやりがい。今は売れ残りが出てしまい悔しい思いをすることもあるが、いつか尊敬する2人に追いつきたい」と高い意欲で日々の農作業に励んでいる。右上下右下左順調に生育したトマトを収穫環境制御システムで温室の状況を確認背丈を超える苗を作業しやすいように誘引真っ赤に染まったトマトの出荷準備

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