JA横浜 vol.226
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せっ さ たく ま立毛2位の都筑区池辺町の元木孝徳さんは「葉組みは妻が得意。とても助かっている」と、繊細な作業に感謝。直売時の来客には「月に1粒与えてください」と固形の肥料袋を手渡し。スプレーを吹きつけて葉の粉塵を除き、いたわりながら丁寧に包装します。栽培規模によって、家族や手先が器用なパート従業員が大事な労力になります。審査講評では、若手部員の切磋琢磨する姿勢が評価され、上位者の圃場ではハウス内の温度管理や、株の手入れが行き届き、理想形のシクラメンに仕上げていることを報告。繊細な管理作業に、生産者の妥協のない技術の研さんが見てとれます。神奈川県農業技術センターの長谷川智子副技幹は、県内の巡回を終えて次のように話していました。「県全体の立毛審査の結果、上位5位以内に横浜市内の生産者が、1位をはじめ3人が占めるなど、技術の高さが分かる。1年もの栽培期間を通じ肥培管理を継続し、順調に管理した表れでもある。横浜には若い生産者に技術を伝える風土があり、ベテランのアドバイスをきちんと身に付け、さらに上を目指している」市民らがシクラメンなど冬を彩る花々の美しさを堪能できるイベントが「第50回横浜花き展覧会」です。11月24日には審査に続いて一般公開が始まり、26日までの間、中区本町の横浜市役所1階アトリウムで催されました。審査講評では「今年は全体として株が大きめ。上位作品は2鉢(1組)がそろい、葉組みがきちんとされ、美しい株姿にまとまっている」と評価されました。JAの福井顧問は「暑さが苦手なシクラメンだが、今期は旧盆頃の涼しさから花芽の分化が例年より1週間ほど早まった。9月以降の好天の影響もあり、花の上がりが加速した」と振り返ります。ンジー・ビオラなど昨年を上回る合計191点が一堂に並び、会場を訪れた人や市庁舎の利用者の目を楽しませました。泉区から来た60代の女性は「地元で町かどの美化に向けて草花を植えている。会場は良い品物ばかりで心を癒やしてくれる」と話しました。一般公開ではシクラメン、パ2鉢1組のシクラメンを厳正に審査持寄品評会1位の荏原直弘さん(港北区高田町)の「ロマネパープル」見応え十分 苗ぞろい*立毛品評会と持寄品評会の上位入賞者は、次号のインフォメーションに掲載します。*購入後のシクラメンの管理方法は、2021年11月号の「緑の情報箱」をご覧ください。㊤そろいの良いパンジーに魅了される小林一美 横浜市副市長(右)ら ㊦持寄品評会2位も荏原直弘さんで、ビオラが受賞一般公開前の審査では出品者名が見えないようにして整列パンジー・ビオラ横横浜浜花花きき展展覧覧会会でで一一般般公公開開持持寄寄品品評評会会にに119911点点

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