JA横浜 vol.226
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品評会で知る栽培技術横浜では、現在の中区山手界わいの外国人居留地の植栽に用いるため、早くから西洋の園芸植物の栽培が盛んでした。明治外から伝来。30年代後半頃からは国内需要の増加に伴い、横浜で花の生産が本格化しました。昭和20年代後半には若手グループによるシクラメン生産が開始。戦後の経済成長とともに需要も伸び、多くの花き農家での栽培が広がりました。現在、シクラメンは横浜の鉢花生産の中心となり、市内でのシクラメン生産者はおよそ25戸。毎年変化する気象条件に対応しながら、技術の向上に余念がありません。立毛品評会から2週間後に咲きそろったシクラメン(11/23 元木孝徳さんのハウス)立毛品評会で吉原英治さん㊧の栽培管理に感心する福井英治技術顧問開花が始まった元木孝徳さんのハウスで審査するメンバー鉢鉢花花生生産産のの主主力力品品目目にに冬の花・シクラメンは、神奈川県下でも横浜市を中心に栽培され、温室設備とともに戦後に発展した歴史もあります。現在、市内で栽培される品種の数は、生産者によって20から60。品質面では毎年、立毛品評会の出品者が県でも上位に。今季を含め3年連続で最高位に輝いています。特集では、11月下旬の出荷を前にした立毛品評会と持寄品評会の様子を通じ、栽培の現状を紹介します。10年には温室栽培の技術が海特集特集歴歴史史継継ぐぐ横横浜浜のの生生産産者者

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