JA横浜 vol.226
10/13

入り口肩から1cm下のところで切断1㎝切る空気抜き穴……………技術顧問の担当技術顧問連絡先……………タマネギネット米ぬかイネに産卵された卵塊ふ化直前の卵塊県内でも農家を悩ませているジャンボタニシ。市内の水田で個体や卵を見つけたら、JAにご一報ください!・■は営農技術顧問、 ■は㈲サカタテクノサービスが 対応します・隔週で対応する曜日もあります のでご注意ください・窓口相談は、お休みや相談時間 を変更する場合があります令和3年度営農相談体制メルカート窓口営農相談日(相談時間9〜16時)メルカートき たみなみいそごつおかかながわ田 奈毎 週毎 週毎 週花・植木福井英治第1・3第2・4・5第2・3・5第1・4第2・4・5第1・3第1・3・5第1・3・5果  樹北尾一郎畜  産野  菜営農経済センター ☎(805)6612森東海雄・山田良雄月水木金土第1・3・5第1・3・5第2・4毎 週第2・4毎 週川西隆智ます。越冬場所になっている用排水路の清掃を地域ぐるみで行い、貝を処分しましょう。なぜ卵が目立つ色なのか一種の警戒色です。捕食者に対して、毒があることや食べてもまずいことを示しているためといわれています。卵には神経毒が含まれ、苦味が強いそうです。実際、日本には卵を食べる生物はいないそうです。ピンク色の成分は、カロチノイド。親が薄い色のものを食べると、卵の色は薄くなります。水中に産卵しない理由卵の酸素要求性が強いためといわれています。除去した卵塊を水中に沈めると死滅します。ただし、黒〜白く変色した卵塊は、ふ化直前のため水に沈めても死にません。一説に、水中でふ化した小貝はヤゴやゲンゴロウ等の天敵の■になるといわれています。現在こうした天敵が少ないため、水田はジャンボタニシにとって楽園の状態になっています。*米ぬかを好むため、米ぬか団子を詰めた捕獲器を用水や水田に設置し、発生の予察に使うと良い。【捕獲器を自作する場合に用意するもの】(1)2ℓ程度のペットボトル(角形が良い)(2)タマネギネット(入ったジャンボタニシを逃がさない  ようにするための網)(3)米ぬか(4)カッターナイフ(5)千枚通し(空気抜きの穴を開ける)捕獲したジャンボタニシは、確実に処分します。その他の生き物は、大切に元に戻しましょう。4.田植え前の石灰チッソ散布水温が15℃以上で用水の確保ができ、田植えまで1カ月程度余裕がある場合に行いましょう。雑草の減少やモグラ等の予防にも効果があります。あらかじめ3〜4日間湛水状態を保った後、石灰チッソを10a当たり20〜30㎏湛水状態で散布します。その後、3〜4日間は湛水状態を保ってください。強制落水や排水はしません。イネの元肥は2〜3割減らします。*散布時は長靴、ゴム手袋、マスクの着用と、散布当日の飲酒はしないこと。5.厳寒期の対策厳寒期は土の中で生息しているため、ロータリーを高速で掛けて殻を砕き、土壌表面に出して寒さに当て

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る