Agri横浜 vol.214
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パティシエ専攻の学生は、小松菜を使った「小松菜とバナナのビスキュイロール」「小松菜のシフォンサンド」「小松菜のミルクレープ」の3品と、サツマイモを使った「さつまいもショート」「さつまいもと塩キャラメルのムース」「なめらかさつまいもクッキーシュー」の3品を手掛けました。班ごとにレシピを考案し、一日20〜30個を販売。それぞれの食材の色味や風味を最大限に生かしたスイーツは、全て完売するほどの人気ぶりでした。学生は「野菜の味や特徴のある色を残すために、班の皆で何度も試作した。自分たちの考えた商品が多くのお客さんに届いてうれしい」と笑顔を見せました。カフェフード専攻では、小松菜を使った「ピリッとうま辛!!小松菜のアラビアータスパゲッティ」「小松菜のアメリケーヌキッシュ」「サーモンと小松菜のジェノベーゼ風パスタ」の3品と、サツマイモを使った「さつまいものふわとろあんかけオムライス」「今が旬!チーズたっぷりグラタン」「さつまいものコロコロコロッケ」の3品を作り、販売しました。各班は野菜の食感を楽しめるように火加減の調整や大きさに工夫を凝らし、食材の味を引き立たせる調味料でオリジナリティーを求めました。学生は「収穫体験で生産者から教わった食材の特徴を生かせるように調理をした」と話しました。左上ピリッとうま辛!! 左下今が旬!チーズたっぷりグラタン パウダーでサツマイモの色味を表現㊨素早く詰めて揚げたてを提供  小松菜のアラビアータスパゲッティパティシエ専攻カフェフード専攻㊤一つずつ丁寧に生クリームを絞る学生 左から さつまいもショート、小松菜のミルクレープ、さつまいもと塩キャラメルのムース 店舗販売が終了後、各班は生産者やJA職員、学校関係者に向けて商品開発までの経緯やこだわりを発表(写真右)。生産者への感謝の気持ちと食材の大切さを学んだことも伝えました。関係者6人が審査員となり、各専攻で最も評価の高い班には「やるJAん賞」を贈呈。味や見た目の他に、野菜の魅力が伝わるかどうかが評価の分かれ目となりました。審査に当たる青壮年部 都田支部の角田豊さんじ ゃやるJAん賞2品のレシピはインフォメーション(p22)で紹介しています。こだわりをアピール賞 受賞作品パティシエ専攻 「小松菜とバナナのカフェフード専攻 「さつまいものコロコロコロッケ」一口サイズで手軽に食べられる一品で、中のクリームチーズがアクセント。塩こしょうのシンプルな味付けが、サツマイモ本来の甘さを引き立てます。ビスキュイロール」小松菜の風味を生かした生地はバナナや生クリームと相性抜群。柔らかな生地に添えたクルミで、食感の違いを楽しめます。見た目も栄養バランスも満点のスイーツです。

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