Agri横浜 vol.214
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ともあきの城田朝成さんと、サツマイモの生産を手掛けるJA青壮年部都田支部が協力。両者はJA横浜の食農教育マイスターとして日頃から食農教育に情熱を注いでいます。生産者らは、「生産現場を知り、食材の取り扱いを改めて考えるきっかけになれば」と期待します。センターに集まったのは、パティシエ専攻とカフェフード専攻の2年生74人。今春にはそれぞれがプロの道に進む予定です。当日は、同区の東方と折本の両農業専用地区の畑で小松菜とサツマイモを収穫しました。葉色の濃い小松菜畑では、城田さんが収穫方法を指導。学生は葉に傷を付けないように気を付けながら収穫しました。サツマイモ畑では青壮年部員と交流しながら、丁寧にサツマイモを掘り上げ、「サツマイモチップスやスイートポテトを作ろうかな」と、専門学生らしい会話を交わす場面も。「収穫するだけでも体力のいることなのに、農家は種をまいて長期にわたり育てていると知った。普段当たり前のように使っている食材に、農家の苦労やありがたみを感じた」と話していました。学連携プロジ産×ェク 春にはプロの世界へ畑で収穫授業農作物に感動小松菜やサツマイモのスイーツを販売する学生学生にとって小松菜の収穫は初めて JAは今年度、神奈川区にある横浜スイーツ&カフェ専門学校と産学連携プロジェクトに初めて取り組みました。これは飲食業界を目指す学生が、農業体験を通し生産現場の理解を深め、メニュー開発の発想に生かすことを目的としています。10月には学生が都筑区の畑で、小松菜とサツマイモを収穫。これら素材の特徴を引き出したレシピを考案し、校内の店舗で販売しました。11月には生産者やJA職員に向け、製作した商品のプレゼンテーションと、食材への学びを深めた成果を発表。その様子を紹介します。この取り組みには、小松菜を主力に生産する都筑区折本町青壮年部員(中央)に掘り上げたサツマイモを見せる学生10月14日、都筑区のきた総合JA横浜横浜スイーツ&カフェ専門学校特集特集未来の料理人 農に触れ食材に感謝ト横浜野菜のメニュー開発

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