Agri横浜 vol.213
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  を引く手書きPOP地産地消のキッチンカー スーパーでは見かけない珍しい野菜が並ぶのも直売所の魅力の一つですが、「どんな野菜なのか」「どうやって食べるのか」を知らない消費者も。こうした商品の説明に効果的なのが、POP(店内広告)です。各店では、スタッフや出荷者が作成したものを陳列棚に掲示しています。 スタッフは、出荷者から聞き取った商品の特徴やお薦めの食べ方を記載する他、手描きのイラストを添えて目立つよう工夫しています。POPの種類はさまざまで、便利な保存方法や品種ごとの違いを一覧にまとめたものなど、消費者が知りたい情報を提供し、販売力の向上につなげています。 JAでは、出荷者向けに「POP講習会」を毎年実施。プロの広告クリエイターが、文字の書き方や色使いなど、商品の売り上げアップにつなげるポイントをレクチャー。実際に、講習会で学んだことを生かしたPOPを掲示している出荷者もいます。 POP以外に、季節ごとの店内装飾を施すなど、「また来たくなる」店舗づくりにも励んでいます。 JAでは9月から、(一社)日本キッチンカー協会協力のもと、中里店、瀬谷店、みなみ店、都筑中川店にキッチンカーを出店。コロナ禍でテークアウトの需要が増える中、地産地消メニューを販売し、地元食材のおいしさを伝えています。出店情報は、インスタグラムでも発信。現在出店しているキッチンカーは10種類ほどで、食事系からおやつ系まで、よりどりみどり。中には、「インスタ映え」する商品を扱う店もあり、若年層の利用拡大を図っています。 JAはキッチンカーの出店者に対し、旬の農産物を使った新たな地産地消メニューの考案も依頼。消費者に地元農産物のおいしさを手軽に味わえる機会を提供し、素材への興味・関心を持ってもらうことで、直売所のカボチャの品種ごとにお薦めの調理方法も記載地元食材のおいしさ〝ギュッ〟ミカン型に切った紙を使って目立たせる段ボールの廃材を活用したPOPも出荷者に好評(写真左から時計回りに)左から2種盛り700円、グリーンドライカレー600円*温玉トッピングは+50円(OTTERS)、はまぽーく肉まん1個200円(REGOODA)、塩ブタBOX700円(コマデリ)野菜の鮮度を長持ちさせる保存方法を紹介

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